Beautiful Human Dynamism in Business
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ベルヒュード研究会は、「BSTプログラム:Belhyud Solutiom Technology Program」を「道具」として、日本企業の経営マネジメント(問題解決、働き方改革)を支援する「日本版6シグマ」の実践研究グループです。 ベルヒュード(Belhyud)は、Beautiful Human Dynamism in Business」から命名しました。ビジネス組織の世界でダイナミックに生き生きと働くという意味を込めています。 研究会は、コンピューター、インターネットの普及、Web・IT企業の出現と情報技術環境が進展する中で、企業世界を中心に、多様な人材が情報を共有し、議論し、生き生きと働く小集団「M5型組織」をモデル化しました。さらに「M5型組織」が「道具」として持つ、簡潔な「累積KJ法」で構成する「M5型問題解決技法」の実践研究に取組んできました。 |
ベルヒュード研究会は、21世紀に入って直ぐ、GE社のCEO「ジャック・ウェルチ」の「6シグマ経営」との出会いがありました。それは、21世紀の厳しい生き残りを賭け、「世界No.1、2レベル」で提供できる製品やサービスに的を絞り、GE社を中小企業のように経営し、社員のやる気とアイデアと実行力を重視し、さらに「DMAIC」という「6シグマ手法」の教育を徹底し、社員の力で業務を改善し、製品やサービスを変革し、無駄なコスト、機会損失を極小にし、顧客満足:CS(Custmer Satisfaction)を実現し、利益の最大化を図るというものでした。 「6シグマ経営」は、成功した他社から学ぶ「Best Practice運動」として世界に広がり、ジャック・ウェルチは、「20世紀世界最高のCEO」と謳われることになりました。 |
ベルヒュード研究会にとって、ジャック・ウェルチの「6シグマ経営」との出会いは、天啓そのものでした。「M5型組織」と「M5型問題解決技法」は、ジャック・ウェルチの「6シグマ経営」の2本柱に相当するものでした。研究会は躊躇することなく、「累積KJ法」の「KJ」と「ジャック・ウェルチ」の「JW」のイニシアルを一体化し、「KJWプログラム」と命名し、簡便で確かな「日本版6シグマ手法」の実践研究に取り組むこととしました。 「日本版6シグマ」の「KJWプログラムは、経営トップのリーダーシップのもと、社員のやる気、アイデア、実行力を重視した「M5型組織づくり」と「M5型組織」がもつ「M5型問題解決技法」の簡便化重視の経営手法として、次の「3段階」の取組みで構成されています。 第一段階 「No,1、2戦略事業」の宣言 ①「経営理念、経営方針」をもとに 21世紀の生き残りをかけた戦い に勝てる見込みのある事業やサービスを絞り、「No,1、2戦略」を 宣言する。 ②「No,1、2戦略」を宣言した事業やサービスに関して、「顧客の声 :VOC(Voice of Custmer)」を広く収集し、簡潔な日本語で ラベル化し、「顧客ニーズ」の全体を一覧化する。 ③「顧客の声」を踏まえ、経営や各部門内部の「不良要因:CTQ( Critical to Quority)」を広く収集し、簡潔な日本語でラベル化し、 「不良要因」の全体を一覧化する。 ④「顧客の声:VOC」、「不良要因:CTQ」の一覧を踏まえ、経 営および各部門の「No,1、2戦略課題」を設定する。 第二段階 経営および各分門の「No,1、2戦略課題」への取組み ①「No,1、2戦略」への取組みに向けて、「経営、開発、製造、営業 、購買、管理」の各部門別に求められる具体的な行動課題を広範囲に 、思いつくまま広く、簡潔にラベル化(情報化)する。 ②各部門別に、「具体策」のラベルをバラバラに広げ、意味が似ている 、近いと思われるラベルをグループ化する。 ③グループ化された「ラベル;具体策」は、「何のために、何をどう実 行することなのか」を明らかにし、一枚のラベルに「表札化」する。 ④一回目の「表札づくり」が終ったら、2回目の「ラベル集め、表札づ くり」に入り、全体で5~6枚程度の表札になるまで作業を続ける。 ⑤各部門の表札は、「No,1、2戦略」の成功に向け、「何のために、 何にどう取り組むか、各部門が取り組むべき本質的な「実行課題」の 全体である。 ⑥各分野の「実行課題」について、「A型図解」を作成し、必要に応じ て「具体策」の見直しを行い、訂正、追加、削除を行い、論理的で整 然とした「実行戦略」の全体を見える化する。 第三段階 「No,1、2戦略」の「実行マスタープラン」の作成 ①「経営、開発、製造、購買、販売、管理」の分野別に作成した「A型 図解」をもとに「実行マスタープラン」を作成し、責任者、具体策担 当者を決め、実行体制をつくる。 ②経営トップと各部門が一体となって、「No,1、2戦略会議」を開催 し、各「実行計画」の進捗管理を実施し、必要に応じて、第一次、 二次、三次・・・と「No,1、2戦略」の見直しを実施する。 |
今日、日本企業の生産性・効率性の国際的な競争力順位は57位と悲惨な状況にあります。経済産業省は「DX推進ガイドライン」を発表し、「DX」を次のように定義しています。 「DX(Desital Transformation」とは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズをもとに、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することである。 そして、「DX」を進めるための課題を克服できなければ、将来的に大きな損失を生むことは容易に予測できるとして、これを「2025年の崖」と表現し、警鐘を鳴らしています。 日本企業の今日なお続く生産性・効率性の競争力停滞は、ズバリ、20世紀後半、ジャック・ウェルが取り組んだ「世界N0.1、2戦略」を宣言し、個々の社員の力を動員し、総合化する「6シグマ経営」の流れに上手く乗れなかったからである。 21世紀に入って、世界の企業経営は「DX」による戦いの時代になっています。ベルヒュード研究会は、ジャック・ウェルチが世界に広めた「6シグマ経営」をベースとして、「M5型組織」と「M5型問題解決技法」が基本とする情報技術(累積KJ法)を見直し、さらに簡便で確かな「日本版6シグマ手法」へバージョンアップすることとし、これを「KJWプログラム」と命名しました。 「KJWプログラム」は、「累積KJ法」を核として、「No,1、2事業戦略」をもとに、「顧客の声」、「経営内部の不良要因」、「具体的な行動課題」をデータ化し、必要に応じて的確なデジタル技術を導入し、製品やサービス、ビジネスモデルを変革し、「顧客満足」を実現する「道具」です。さらに、これらの活動を通して「M5型組織づくり」を促進し、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革しようとするものです。この意味で、「日本版6シグマ経営」への再挑戦のための「KJWプログラム」は、経済産業省」のいうDX」を進めるための「道具」そのものであると言うことができます。 |
20世紀世界最高の「CEO」と謳われたJ・ウエルチは「6シグマ手法」を使って、世界のGE社を中小企業のように経営しました。ベルヒュード研究会は、J・ウェルチの「6シグマ経営」は、「M5型組織」と「M5型問題解決技法」に通じるとして、日本企業の21世紀の生き残りをかけた「世界No.1,2戦略」のための「経営手法」法として、「KJWプログラム」と命名しました。 日本には、「コアレスモータの技術」を核として製品化した「風力発電機」もって、今日の世界のエネルギー問題解決の一翼を担う可能性が期待される「C社」という中小企業があります。「C社」の「風力発電機事業の開発」は、世界の課題です。この「課題」を中心的なモデルとして、「KJWプログラム」を、日本企業の業種業態、規模を問わず、社長から社員まで皆さん必携の簡便な経営ガイドブックへ仕上げることに挑戦したいと思います。 |
![]() 2022.9.11 特別寄稿 アルメニア共和国 中小企業振興研修事業への参画 今日のウクライナ問題を考える一端に! |
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