「M5型問題解決技法」
累積KJ法」をもとに体系化


  M5型問題解決技法」は、「e経営改革」がめざす「M5型組織」が武器とする「ST(Soluti
on Technology)プログラム」です。
 ベルヒュード研究会は、木曜会時代にトレーニングを積んだ「累積KJ法」をベースに、簡便で確かな「課題設定」と[実行]を重視した「M5型問題解決技法」を体系化しました。 




累積KJ法
W型問題解決フロー

①問題提起ラウンド

 経営理念、方針を明確にし、各部門と問題意識を共有化する。

 各部門は、経営理念、方針を踏まえて、具体的な経営目標・課題を設定し、次の現状把握以下5つのラウンドに沿って累積型問題解決に取組む。

②現状把握ラウンド

 具体的な経営目標・課題に関して、各部門の問題点「CTQ」、顧客や社会から見た顧客の声「VOC;問題点、ニーズ」を列挙し、一覧化する。

③具体策ラウンド
 「CTQ」、「VOC」の一覧をもとに、部門別に取り組むべき具体的な具体策
を360度の視野から広く列挙し、ラベル化する。

④基本的課題設定ラウンド

  
「具体策」をもとに、「KJ法」を使って、部
門として取り組む「基本課題」をコンセプト化し、「インデックス図解」を作成し、部門としての全体的な実行体制を明確にする。

⑤実行計画作成ラウンド
 部門別に個々の「基本的課題」別に、専門的な知識や技術を持ったチーム」を編成し、個々の「具体策」の見直し、追加を行い、「実行計画書(責任者、具体策別担当者、実施・終了時期、リスク対策等の設定)」を作成する。

⑥進捗管理ラウンド
 「基本的課題」別に進捗状況を踏まえ、「実行
計画書」の見直しを行う。



W型問題解決フローの原典
(川喜多二郎)
 


ベルヒュード
問題解決基本フロー

 W型問題解決フローでは、「問題提起」を受けて、「現状把握」を踏まえ、「基本的実行課題、構想」をシャープに発想する。
 課題設定のシャープさは、①」問題意識(関心事)の強さ、②現実の本質を見抜く力、③将来を展望する力にかかっています。本来、思考の広さ、深みと飛躍力が要求される、難しいプロセスです。
 その基本は、①話して考える。②聞いて考える。③書いて考えるという「KJ法」によるアナログな情報処理技術が基本になっています。

簡便なフローを提案 
 ベルヒュード研究会は、このプロセスをブレークダウンし、実際的な発想訓練を試みましたが、「難しい」ともう一つ評判がよくありませんでした。そこで、便法として、次のような「3つのフロー」で攻めてみることにしました。
 
第一段階

 経営の理念や方針に関して、各部門別に経営、部門内外の問題点の現状を整理し、360度の視野から行動上の「具体策」を思いつくまま広くデータ化し、ラベル化する。

第二段階
 「KJ法」を使って、「グルーピング→表札
づくり」を繰返し、 個々の「具体策」は「
何のために、何をどうする」事なのかを明確にし、最終的に4~5枚程度の「表札:基本的課題」にまとめる。

第三段階
 経営の方針や目標を実現する上で、各部門別
に「基本的課題」の全体を「A型図解」さらに「インデックス図解」にし、組織としての戦略的な取り組み方を明確にする。





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