6シグマ 社長さんへの手紙 |
社長さんは、社外の重要会議には都合をつけて必ず出席されています。このことは、周辺の方々にも高く評価されています。ただ先日、社長スタッフの部長さんと話をしていた際、御社の経営に関係のある重要事項であるにも拘わらず、まったく社内に伝えられていないことがわかり、戸惑いを感じました。 |
社長の方から社員へ 従来、社長も含めて、部長や課長は、情報を小出しにて部下を管理するものだと考えていました。特に役職者は情報を持っていることで優越感に浸り、情報を持っている自分に従わせようとしていたのです。しかし、重要な情報を独り占めして、部下を管理する時代は終わりました。現在は、憶測に近いような情報でも、電子メールや携帯電話などであっという間に広がります。正しい情報を伝えないことは、逆に不信感に結びつきます。 |
これまでは、会社組織の運営上の一般的な通念として、情報を出し惜しみしながら社員を監視し、管理するという時代があった。「6シグマ経営」におけるトップと現場が一体となった問題解決型経営とは、トップが仕事の改善に関わるビジョンを明確に示す、即ち、経営に関わる重要な情報を社員に積極的に発信し、伝達することによって、現場にやる気を起こさせる経営である。 |