日本版
6シグマ
社長さんへの手紙

導入した大型切断機の応用展開に
全社員を巻き込もう!

 社長さんの会社は、昨年の大型切断機の導入に続いて、来年初め、関連機器の増強をされる計画がおありとお聞きしました。製品の受注量も増え、安定した生産供給体制が出来上がります。長期の見通しの下、計画的な設備投資の実行はさすがです。
 ただ、現行製品のお客様の注文にある程度限度が見えてきたとのこと、新しい手も考えたほうがよさそうです。大型切断機を担当されている女子社員の話では、新しい製品図面をCADに取り込み、新しい分野の製品に応用する課題に取り組んでいるとのことです。私どもへの説明やデモンストレーションに自信が感じられました。

 社長さん、この大型切断機について、新しい製品分野に応用できることを社員やお客さんにもっとアッピールし、会社上げて色々な応用課題に取組むようにされてはいかがでしょうか。
 先ずは、社員に集まってもらって、面白い製品に応用できる方法をフリーにディスカッションする場をもってみましょう。ブレーンストーミングは使い古された手法ですが、社員の皆さんに真剣に取組んでもらう上での最初のステップとしていい方法です。

 社員を展示会の視察にも参加させ、これはという情報やアイデアを社内に積極的に持ち込んでもらうようにもしたいものです。最近では、小学校や中学校でも、いろいろなテーマでアイディアを出しあう授業があります。高校の文化祭では、奇抜的な展示も見られます。子供さんをお持ちの社員から面白いアイディアが出てくることも考えられます。
 昨年の大型切断機の導入と来年の関連危機の設備増強計画を機に、従来の発想と異なった面白い事業展開のヒントが得られるかもしれません。ぜひお試しすることをお勧めします。


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