日本版
6シグマ
社長さんへの手紙

経営理念は積極的に発信すること!

 先日、「経営理念を制定しましょう」と手紙を差し上げました。その理由もいくつか上げたつもりですが、ご質問がありましたので、ここで整理しておきたいと思います。ご参考になれば幸いです。 
 経営理念は、わかりやすく、社員の気持ちを高揚させ、がんばろうという気持ちを起こさせるものでなければならりません。そして、借り物でなく、経営者自身が、自分の言葉でつくり出したものでなければなりません。
 経営理念は制定しても、ファイルしているだけでは意味がない。積極的に発信することによって、経営者も従業員も自らの身を正し、将来に向けて自信を持って歩めるようにしたいものです。     


経営理念は、
経営者にとって、
@会社経営の想いと情熱を
 従業員、顧客に伝える手段です。
A共鳴してくれる人材を
 従業員として集める手段となります。
B従業員との価値観を共有する手段となります。
C経営者自らが迷ったときの羅針盤になります

従業員にとって
@日常の活動の行動規範となります。
A自己判断に迷ったときの指針になります。
B社長及び同僚との価値観の共有手段となります

社外に対しては
@企業の経営姿勢を伝える手段となります。
A企業イメージを高める手段となります。
B企業の経営の信頼性を高める手段となります。 

経営理念を機能させるために
@経営者の信条を簡潔かつ明快に表現すること。
A具体的な行動レベルで表現すること。
B社内の目に付くところに大きく掲示すること。
C教育・研修の場で伝えること。
D毎日、朝会や朝礼で伝えること。
     (2006.7.15 中小企業診断士 加藤文男)


「日本版6シグマ」からの提案
額縁に描いてある
飾り物のような「経営理念」ではダメ!

 「日本版6シグマ」を提唱することになったきっかけは、ジャック・ウエルチの「GE版6シグマ」との出会いでした。彼は、「○○社は品質とサービスを大切にします」とか、「○○社は顧客第一をめざします」とか、額縁に描いてある飾り物のような「経営理念」では何の益にもならないと言っています。
 
 経営理念は、ビシッと鼻面を打たれるような、現実的で、具体的で、「我々は、どうやって勝ち残るか」に答えられるものでなければならないとして、ジャック・ウエルチが「6シグマ」に取り組むにあたって発表した経営理念は、わかりやすく、企業の業種や規模を問わず、普遍的な価値を持つものとして、あまりにも有名です。
 
 「GE社は、世界でもっとも競争力のある企業になる。そのために、社員全員が主体的に挑戦する力を最大限に引き出し、評価する組織をつくり、すべての市場で「No.1」か「No.2」になることをめざす。その可能性のない事業はてこ入れするか、売却するか、閉鎖する。そうした思いや目標を共有できない社員には去ってもらう。」


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