6シグマ 社長さんへの手紙 |
先日、「経営理念を制定しましょう」と手紙を差し上げました。その理由もいくつか上げたつもりですが、ご質問がありましたので、ここで整理しておきたいと思います。ご参考になれば幸いです。 |
経営理念は、 従業員にとって 社外に対しては 社員の方々とお会いしてみると、強いリーダーシップで会社経営をする社長を待っていることがわかります。大企業であれば、社長が方針だけ出せば、副社長とか、専務が社長の意を汲んで実行してくれますが、御社にはまだその人材がいないようです。御社においては、社長自らがリーダーシップを取って行く必要があります。経営理念に関して結論を言いますと「このような会社にするから俺について来い」というような力強い表現がほしいのです。 「お客様から信頼される会社を作ろう、総力を挙げてがんばろう」では、表現が一般的で弱すぎます。これでは経営理念ではなく、労働組合のスローガンのようです。「お客様から信頼される会社を作る」、そのためには「何をどうしよう」と、社長が一番重視したい具体的な行動や目標がを断定的に表現した方がいいと思います。経営理念についてはもう少し経営トップの皆さんで議論されてはいかがでしょうか。そして、御社の歴史や経営風土によくマッチした経営理念にしたいものです。 |
「日本版6シグマ」を提唱することになったきっかけは、ジャック・ウエルチの「GE版6シグマ」との出会いであった。彼は、「○○社は品質とサービスを大切にします」とか、「○○社は顧客第一をめざします」とか、額縁に描いてある飾り物のような「経営理念」では何の益にもならないと言っている。 |