最近、ある企業のQCサークル大会に出席し、発表を聞く機会を得た。このQCサークル発表会には、海外の工場からも代表が参加していた。
アメリカ工場の代表の話であったが、「目標を達成するために、我々は6シグマ手法を採用している」との発表があり驚かされた。QCサークル大会での「6シグマ」の登場ははじめてのように思う。
今回は、ブラックベルトの資格を持つグループリーダーが発表していたが、長期的に目標を設定し、メンバー全員にトレーニングを徹底し、日常業務の徹底した見直しを行い、改善をしたという内容であった。
従来のピラミッド型の階級的な組織を、IT時代にふさわしい「ウエイブ組織(Web
Organization)」に変更し、メンバー全員が必要な情報を収集し、発信できるようにネットワーク作りもし、最終的には、社外関連企業も巻き込んだサプライチェーンマネジメントに結び付けたいとしている。まだ始めたばかりであるが、今年の終わりには軌道に乗せたいと言っていた。
アメリカにおいては、「QCサークル活動」そのものが少ないのでどのくらいのサークル数があるか不明だが、「6シグマ手法」の採用はどんどん進んでいるようである。
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