実現力ある組織とは
その具体的な手法の紹介

 ベルヒュード研究会は、問題解決力ある「M−5型組織」をいかにつくるかをメーンテーマにしています。
 研究会では、
問題解決力ある組織とは、「経営・組織・個人が一体となってシャ−プな課題を設定し、確かな実行に向けて適材適所の一貫した役割分担体制をつくることができる組織」と定義しています。

  このことと関連して、ある大企業のトップが「経営ビジョン実現のために大切なことは、変化へのスピーディー な対応と高い実現力を持った組織・個人であることだ」として、「実現力ある組織」について、次のような趣旨のことを述べていましたので、紹介します。
 「実現力ある組織とは、組織を構成する人達が、目標を共有化していること、お互い認め合った信頼関係で結ばれていること、切磋琢磨する関係にあることが不可欠だ。」

 こういう関係を社内だけでなく社外にも作りこんで行かなければならない。これまで我が社の組織風土は、内部志向、仲良しクラブ、金太郎飴と指摘されてきたが、学歴、職歴、年齢等に関係なく、力のある人が持てる力を発揮でき、その成果がきちんと評価される組織でなければ、これからの時代を生き残ることはできない。

  研究会としては、まさにこうした「実現力のある組織」をつくるために、「6つの組織デル論」をベースに、二つのプログラムを整備しました。
  一つは、「M−5型組織」へバ−ジョンアップするための実践的な「組織改革の手順」です。
  二つは、組織と個人が対等な関係を構築するための「人的資産の算定とキャリア再設計」です。
  いずれのプログラムも、「組織的問題解決技法」がベースになっており、「問題意識の共有化」、「具体策による基本課題のコンセプト化」、「実行マスタ−プランの作成」の3つのステップから構成されています。
 
 簡便な技法ですので、一度系統的な訓練を通してきちんと理解し、ものにすることをお勧めします。  


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