e経営改革
問題解決力のある
M5型組織
へのレベルアップを!


 今日のIT時代にあっては、これまでのオールドエコノミー時代の「M0型組織」や「M1型組織」が無力化してきています。
 今後の経営革新、すなわち「e経営改革」にあっては、情報の発信と共有化のもと、創造的な情報処理を武器として、問題解決に取り組む小集団「M5型組織」へのレベルアップが必然です。


第一レベルのM0型組織

 「M0型組織」は、トップの権限で支配され、指示管理で運営される世界です。組織のトップは、自信と信念を持って突き進みます。組織の情報はトップが独占し、彼が右といえば右だし、左と言えば左です。
 
 今日のように先行きが不透明で、見通しが困難な時代にあっては、人々はワンマン型の強いリーダーシップに依存したい傾向を示します。

      
第二レベルのM1型組織
 「M1型組織」は、組織のタテマエを守り、全体が協調しあうことを重視する組織です。日本は明治以降、工業規格品の大量生産社会をつくるために、教育やしつけ、慣習等あらゆる社会的制度を整備してきました。
 その結果、長期にわたって拡大成長路線が実現するとともに、平均的な知識や技能を持ち、辛抱強く、協調性ある人間が評価される「M1型組織」がほぼ完全な形ででき上がりました。

  この組織では、上位職が情報を占有し、情報の切り売りによって部下を管理します。部下は上を見ながら、互いに牽制し合いながら「一本道」を競走します。独創性や個性の主張は、「一本道」をはずれることであり、好ましくない社員という見方がされてきました。

 しかし、社会環境の変化とともに、組織の「タテマエ」よりも個人の「好き嫌い」で生きる人間や組織に受け身的に寄生して生きる人間が無視できなくってきます。「M1型組織」は、こうした人間の出現で弱体化が進んでいきます。

      
第三レベルのM5型組織

 「M5型組織」は、多様な社員の個性を認め、新たな知力を生み出す、問題解決力ある組織です。現実には、「M0型」や「M1型」の組織になじまない「好き嫌い人間」や「羞恥心人間」や「使命感人間」が登場しますが、「M1型組織」の手練手管の前に何度となく敗退を期してきました。
  しかし、IT時代の到来とともに、日本の従来型企業にあっても、ネットインフラが整備され、組織内外での情報の交信が進み、上も下も同じ情報を共有化できるようになってきました。「M1型組織」の色彩が強かった日本企業も、ネットワーク化された比較的小規模な独立した小集団組織「M5型組織」の集合体になっていくのではと期待されるところです。

      
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