第5章
日本の中小企業
「コアレスモータ社」

小型高効率風力発電機
製造・販売

JW・K法
による
世界No,1戦略支援
 世界最高の「CEO」と謳われた、GE社のJ・ウエルチの「6シグマ経営」は、「21世紀の生き残りが困難な事業は売却または廃棄し、さらに経営と一体化できない社員は大量に解雇した。そして、「世界No.1、2」のレベルでやっていける事業に人材を投入し、戦力化する「People 0ut」と業務を革新する「Work Out」を両輪として、世界のGE社を中小企業の集合体として経営し、高い業績を実現した。
 1980年代に、モトローラ社によって開発された「6シグマ」は、他社の成功から学ぶ「ベストプラクティス運動」を通して、20世紀後半から21世紀にかけて世界各国の「6シグマ経営手法」へと発展していった。しかし、日本では、数社の大企業が導入を試みたが、深く、さらに中小企業にまで広く進展することはなかった。
 しかし、ここにきて、大変な朗報に遭遇することができた。日本の中小企業
「コアレスモータ社」は、小型化、高性能化を追及してきた。この「コアレスモーター」に関する縦横矛盾の技術を核に、「小型高効率風力発電機」を開発し、実用化の見通しもついたというニュースであった。
 今日の世界のエネルギー問題の視点から見て、それは、まさに21世紀の世界的な発明である。ベルヒュード研究会は、J・ウェルチに習って、「6シグマ経営X」に向け手法化した「JW・K法」を「道具」として、
「世界No.1戦略」と「実行マスタープラン」の作成と実践を応援するとともに、そのプロセスの概略を案内することとしたい。

(1)問題提起ラウンド
   「小型高効率風力発電機」の世界市場制覇を


経営による
 ボトムアップ型「新日本版6シグマ経営」の宣言

  経営トップがボトムアップ型「日本版6シグマ経営」を宣言 し、「経営理念、方針、目標(課題)」を明文化し、全社で共 有し、「小型高効率風力発電機」の「世界N0.1、2戦略」 体制をつくる。

コアレスモータ社の経営理念、方針
 ・コアレスモータを通じ、社会に貢献する。
 ・コアレスモータの限界に挑戦する。
 ・コアレス構造の特徴「軽量・コギングレス・高速回転」を活  かした製品を開発・製造し、顧客へ世の中に無かったソリュ  ーションを提供する。 
 ・コアレス技術の可能性を広げ、環境・自然エネルギー・医療  機器期・産業技術分野の発展に貢献する。

■コアレスモーター社の重点目標
 ・世界市場を相手にした「小型高効率風力発電機」の開発、製
  品化、事業化。
 ・小型高効率風力発電機の基本的構造











(2) 具体策ラウンド

(3)基本的課題設定ラウンド

(4)実行マスター設定ラウンド

 

(5)実行ラウンド
 上記の「A型図解」は、コアレスモーター社の「小型高小率風力発電機」の世界展開に向けての「世界No,1,2戦略」の骨格である。次は、「世界No,1,2戦略」の各基本課題別に実行マスタープランを作成する。
 現在時点で示された「基本的課題」、「各具体策」を再吟味し、特に「基本的課題」別に「具体策」の見直し、削除、追加を大胆に行い、「実行分担、進捗管理体制」をオーソライズする。

■「実行マスタープラン」の作成














JW・Kプログラムによる
ボトムアップ型
「新日本版6シグマ経営」への取組み