日本版6シグマ 体系 M5型組織への 自律的、継続的 自己変革をめざして |
はじめに |
「日本版6シグマ」 のための 「MBO・EBC」 |
「日本版6シグマ」は、2つの「6シグマインフラ」の整備・運営を通して、組織の自律的、継続的自己変革改革をめざします。 |
「日本版6シグマ経営」は、経営が環境変化を正しく把握し、「No.1,2戦略」を踏まえ、「経営方針、目標」を明確にし、各部門と問題意識を共有化する「問題提起ラウンド」から出発する。 各部門の「6シグマMBO」としての |
「日本版6シグマ」は、この「6シグマMBO」の運営を通して、「SSP」の解決に取組むと同時に、社員が経営と一体となって、自律的に学び、行動し、経営に主体的に貢献する「組織風土」をつくっていこうとするものである。 ボトムアップ型「日本版6シグマ」は、社員に表向きの「従順さ」や「忠実さ」を要求するものではなく、「6シグマで頑張ろう」と問題意識を1つにして、安心して切磋琢磨できる仲間、安心して自分を委ねられる上司、安心して仕事を任される部下といった人と、人と組織、人と経営の関係づくりを、この「2つのインフラ」の整備・運営によって、自立的に、継続的に実現しようとするものである。 |
今日、余剰労働力のリストラや若い世代を中心に見られる企業に従属しない自主的な働き方が一般化してきている。 「日本版6シグマ経営」では、人材確保に向け、「経営は何を目指すのか、個人に何を期待し、何をどう評価するのか」をサイト等で積極的に公開することになるに違いない。 |
「日本版6シグマ経営」では、「SSP」の設定と解決への様々な組みの場面で、社員に期待される能力や行動をもとに、「6シグマコアコンピテンシ-評価表」の準備が求められる。 |
第一は、「6シグマ経営」への取り組みにあたって、全体で考え、判断し、行動する「組織行動」である。 第二は「6シグマ課題」への取組みに求められる、専門的知識、技術・技能としての「テクニカルスキル」である。 第三は「6シグマ課題」への一連の具体的な取り組みを支援できる「コーチング力」である。 年功序列、終身雇用制度は、日本企業の競争力の源でもあった。しかし今日、その維持が困難になり、企業の人事部は「会社におんぶにだっこはもうダメ。これからどんな仕事について自分を活かしていくか、自分の考えと責任で会社から自立してやっていく時代」と、社員に「キャリア再設計」を勧めるようになってきている。 現実には、自律的な退職の奨めになっているが、企業は「6シグマ経営」の視点から、リストラ要員の選択基準やアウトプレースメント支援策を従業員に対して説得力ある具体的なものにしていく責任がある。 |
「日本版6シグマ経営」では、「6シグマMBO」による目標管理と「6シグマEBC」によるキャリア設計の制度整備と運営によって、どんな仕事の能力と成果に対して、いくら給料を支払うかをオープンにして行くことが原則である。 |