フクシマ自然農法
増収策の実施

■自然やさいの増収対策
 
これまでの団粒構造の土壌づくり、現地の気候に即した栽培管理への取組みを踏まえ、肥料や農薬を使わずに、土壌内微生物の力でやさいを育てる自然栽培について、一応の見通しが立ってきている。
 これからの課題は、自然やさいの収穫増をいかに実現するかであり、やぶ田ファームでの実績を踏まえ、次の施策を実施する。

光合成菌の散布
 光合成菌を作土層に散布し、土壌内微生物と植物の根の間の養分のやり取りを活発化し、作物の成長を促進させる。
 ○作土層を20〜30Cm程度掘り込んで、草を埋め込み、光合成菌液
  を1uあたり20〜30cc散布する。
 ○光合成菌はもともとは水田の土着菌。沼、どぶ、下水道処理場等有機
  物があり、水がたまっているところならどこにでもいる。
 ○光合成菌はアミノ酸を分泌し、放線菌はアミノ酸を餌に増殖する。
 ○土壌内の放射菌は光合成菌を餌に増殖し、相対的に土壌病原菌の糸状
  菌の分布割合を減らし、土壌病害にかかり難くする。

草木灰の散布
 草木灰中のミネラル栄養素分を、光合成菌菌が分泌するアミノ酸や作物の根から分泌される根酸で作物に吸収させやすくし、葉緑素の生成を促進させる。
 ○枯れた木や草を燃やした草木灰には、植物の葉緑素の生成に必要なミ
  ネラル分が豊富に含まれている。
 ○光合成菌が分泌するアミノ酸や作物の根から分泌される根酸が、作物
  のミネラル分の吸収を活発にする。

備考
フルボ酸自然堆肥について
 フルボ酸自然堆肥は、土壌内の有機物の腐食、微生物の活性化に効果があるとされているが、当面は上記2つの施策を優先させることで、自然やさいの増収効果を確認することしたい。


光合成菌の培養方法
18.4.22

○ハウス内苗床に透明のクリア収納ボックスを置いて、5倍に希釈した米の研ぎ汁一番
 と二番に種菌を混ぜ、放置します。仕込みは、継ぎ足しで満杯になったらしばし放置
 です。二台あれば、二週間で交互に仕上がりそうです。一台の仕込み量は7~80リ
 ッター。

 3月28仕込み開始、満杯が4月8日で、もうすでに赤いです。写真の画像は4月5日と4月8日です。3日で色の変化が出てます。早ければ、10日おきの仕上がりとすると、月に240リッター、半年出来たとして1トン半ぐらいはできそうです。特に管理はいりません。
 苗床は熱線を引いていて15℃設定ですが、外気温が零度程度に成ったのでもう電気は不要です。福島だと、夜だけのハウス内に暖マットがけをするぐらいでしょうか。これが出来ると供給能力は格段に増加して、使用料が増えますが、とぎ汁は食堂とか 家族の多い家とかもらうとかしないとだめかも知れません。お試しください。



団粒構造の土壌づくりを中心とした
フクシマ自然農法への再挑戦!

ふくしま自然やさい栽培
当初不調だった原因
@雨の中の農場設営で土壌を踏み固めてしまった。
Aしろ菜、ほうれん草、春菊等の葉物は芽を出しても、
 ○土壌の表層が硬く根張りが上手くいかず、虫にやられたりした。
 ○気温の低下で、作物が成長途中で花を咲かせてしまった。

実施施策
@表面土壌を再度掘り返し、細かく粉砕した。
Aサトーファームから調達した疏水材ワラを再度埋め込んだ。
B光合成菌を再散布した。
Cきめ細かい散水管理を実施した。
D気温や日照の変化を踏まえ、現地の自然農法実践家に、何をいつ植え
 るか、どのような管理をしないといかないか指導をしてもらった。

備考
 今後、「
フルボ酸自然堆肥」については、「土壌内の有機物を腐食し、微生物を活性化する」という効能が、作物の成長にどれくらい顕著に表れるかを確認していきたい。




フクシマ自然農法
団粒構造の土壌づくり

■団粒構造の土壌づくり
 作物と微生物が共棲する軟らかく、温かく、水持ち・水はけのよい自然界の「団粒構造」の深い作土層をつくる。

第一ステップ
ゆうざいしんぱ「有材心土破砕
○表面土壌を掘削し、長期の慣行農法で肥料や農薬などがを多く残留する「肥毒層」を除去する。
○作土層から硬盤層、心土まで深く掘削する。
○疏水材として、田畑で生産された草、ワラ等の残渣を投入する。
○光合成菌を散布する。
○掘削土壌の一部を埋め戻す。

第二ステップ 
山川プログラムの実施
○「硬盤層」の煮出し上澄み液、「光合成菌」、「酵母菌エキス」の混合
 液を散布する。
○ホメオパシー原理の応用で、微生物の繁殖を妨げる肥毒層の微量成分を
 散布し、微生物本来の繁殖力を促進させる!
○掘削土壌を埋め戻す。
○微生物の繁殖によって、土壌の団粒化を促進させる。




参考資料
植物と微生物が共棲する団粒構造の土壌づくりが基本