終電車内に響きわたった「パッチ ン」 


宮本です。
  一昨日のことでした。同僚の歓送会、その後のカラオケで良い気持ちで田園都市線の最終電車に乗っている時の出来事です。車内は結構込んでいて、私は吊革に捉まり、週間新潮の「松坂投手、日テレの女子アナに誑かされる」を読むともなしに読んでいました。
 電車が揺れる度に背中に不愉快な当たりが続くため、振り向くと、酔っ払いの嫌あな感じの親爺がバッグを小脇に抱え、その肘が私の背中に当たっているためでした。よくある事で、皆さんもこの様な経験をお持ちでしょうが、嫌ですよね。
 その後もあまりにも執拗なので注意をしたところ、「うるせえ」ときました。それでも、電車の中でトラブルを起こすのも大人気ないと我慢していたのですが、溝口駅だったでしょうか、やっと私の前の席が空いたので、網棚から荷物を取り、座ろうとしたところ、その男が後ろから私を押しのけ強引に割り込んで来てチャッカリ座ったため、私は爆発しました。
 
 回りの乗客からその男に対し非難の眼差しが集中したことも私の行動をやりやすくしたのですが、私は思わずその男のネクタイの喉元を握り、座った姿勢のまま50Cmほど持ち上げ通路に放り投げました。
 私は老眼鏡を鼻メガネにしていましたし、頭の禿げた男が、怪力を発揮したため、その男は目をまん丸にしてビックリしながらも立ち上がり、座席に座って再度雑誌を読み始めた私の頭を真上からピシャリと引っぱたきました。

 普通ならば、引っぱたかれて黙っていないのですが、その時の「パッチン」の音があまりにも鮮明に響きわたったため、怒りよりも可笑しさが先立ち、不覚にも吹き出してしまいました。回りの乗客も笑いを堪えながら成り行きを見守っていました。次の駅で引きづり降ろそうか、いや終電車だから、今降りたらタクシー代がかかるから馬鹿らしいぞなんて迷っている内に、その男はコソコソと次の車両に移って行ってしまい、事件は幕引きです。

 同じ様なことに遭遇したら、クラブの皆さまならどう反応されたか、あの人ならこうだろう、この人ならこうだろうと考えながら深夜の道を我が家へ向かいました。(あっ、そうか。皆さんならば、「パッチン」の音がしないんですね)
それでは、週末を楽しみに。

永富です。
事件が多発する世の中、久しぶりに頬ゆるむ出来事、余りに面白くて、本日読みなおししている所です。昨夜は家族にこのメールを話そうと思いながら、ついテレビに見入ってしまい忘れてしまいましたので、今夜の家族団欒の潤滑油にしたいと思います。
このエッセイ、テーマは勇気ある人と余裕のある人、勇気ある人はその酔っ払い、よくぞ宮本さんに挑戦したものです。しかも三度も。余裕の宮本さんは完勝のゴールドメタル、車内を明るくしたばかりか、メル友にも笑いを提供していただきました。
有難うございました。謝ゝ。

横沢です。
リフティングの次ぎは足払いで技有り一本を明確にしたかったですね!
しかしパッチンで笑ってしまったところに宮本さんの人柄が滲み出て廻りの人間もホットしたのでは・・・・?

渋谷です。
宮本さん、お見事です。
寸前までやろうとおもっても、実際の行動はなかなかできないものです。
「笑った」というところが格好いい!余裕ですね。

遠田です。
流石、宮本さん。
私には到底宮本さんと同じ行動はとれませんね。気持ちはあっても。
それにしてもこの親父の腕前も大したもんじゃないですか。
少し酔っていたんだったら、芯を外して「ツルッ」のところを「パチン」ですから。


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