最近の運の研究

永富さんから、神奈川大関邦博教授の「最近の運の研究の成果」についての紹介がありました。(2000.6.29)

松下幸之助は、会社の役員や社長を抜擢する基準を次のように述べている。

頭の言い人間ですか? NO
頭のいい人間は、ダメだ。小才を利かしてずるいことをする。
健康なひとですか? NO
健康だと俺についてこいと社員の先頭を走るんだけど、振り向くと誰もついてきていない。
誠実な人ですか? NO
いいところに据えれば誰でも誠実になる。
理由も無く左遷したら悪いことをする。
ではなにを基準にするのですか?
が悪い人はいくら努力してもダメである。
の良い人を抜擢する。
どのようにして運の良い人を見分けるのですか?
見ていれば分かる。

運(luck)研究(Ver.1)

運とは、めぐりあわせ。
人知では、はかり知れないことが身の上に起こること。
人間の幸不幸は、最後は運が支配する。
最大の不運は、「死」である。
運を理解しないと不幸な人生で終わることになる。

運を味方につける方法はあるのだろうか。
運は目に見えない。
運は認識出来ない。
運は捕まえることができない。

神が存在しているか存在していないか証明しようと色々な人が挑戦し続けている。
しかし、未だ神の存在の証明には成功していない。
運についても、哲学や宗教や自然科学の世界でも良く研究されている。
この研究によって、運は自然の理によって動くことが証明されている。

運は自然科学の世界の問題である。
また、自然の理とは自然科学の法則に従うことである。
人は、自然科学の法則に従って誕生する。
運も人の誕生と同時に一定量をもってこの世に出現する。
人は運と引き替えに、富や地位を得て、運を使い尽くして死を迎える。
自然は常に一定の恒常性を保っている。
文明は、何かを失えば何かを産み出している。

運が来ているかどうかを見抜くためには、どのようにすればよいか?
運はリスクのない、緊張感のない状態で生活を続けていると来ているかどうか見えない。
野生動物は、毎日食うか食われるかという条件下で生活している。
野生動物に運があるかどうかは、彼らの行動を見れば見えてくる。
運のやりとりは直接見ることは出来ないが、動物に餌をやると見えてくる。
人の場合は、金の出入で運がかいま見えてくる。
人間は、一日一日成長し、富や地位を拡大させていくが、確実に寿命を減らし、死に近づいてゆく。

運命(fortune)とは、超自然的な力に支配されて、人に訪れるめぐりあわせ。
宿命(fate)とは、前世から定まっており、逃れられない運命。

マキアヴェリは、君主論の中で運命について述べている。
「運命が変化しても、なお自分の行動を続ける時、自分と運命が一致した時成功という。一致ない時失敗という。失敗しないためには、消極的にならずに行動を起こした方がよい。」

運の研究(Ver.2)

野生のウサギは、毎日餌を探して食べなければ餓死することになる。
餌を探すために毎日右に行くか、左に行くか判断しなければならない。
右の道を行けば狼がいる。
左の道を行けば美味しい草が一杯ある。

ウサギはどのように毎日を判断して行動しているのであろうか。
運のいいウサギと運の悪いウサギはどのような行動を取るか観察していると、優柔不断のウサギは狼とか猛禽類の餌になっている。
瞬時に判断し、敏捷に行動するウサギは、適者生存(サバイバル)により子孫を残している。つまり、覚悟きめて行動するウサギのみが生き残れるようである。
このようなウサギを、運を発揮するウサギと呼んでいる。

人間に当てはめると、どのようになるであろうか。
ウサギの餌を宝くじに例えると良く理解できる。
買わない宝くじはけっして当たらない。
ウサギも餌を探しに行く行動を起こさなければ良い餌にはけっしてあたらない。
どんな人にも、運は平等にもってこの世に誕生してくるのである。

この運を、どのようにして手を出してつかむかどうかで状況が変わってくる。
運をつかむ人に共通項があるという。
1楽観的である。
 楽観的な営業マンと悲観的な営業マンの成績の差は20%違うという。
2行動的である。
3状況を良く観察している。
4行動の動機がはっきりしている。
5無欲である。

銀座で女給スカウト歴40数年という八巻昇氏が、以下のような記事を書いています。
世の中で、最も自由競争が厳しく、激しい世界は、水商売をする女給さん達の世界だ。
彼女達が銀座で成功するためには、学歴や過去の経歴や経験や年齢など全く関係はない。銀座でホステスとして成功した人は、以下のような条件を兼ね備えた人である。

1根性のある人。
2努力家の人。
3純粋な人。
このような基準を満たした彼女達は、全て出世しハッピー・ライフの道を進んでいる。

反対に、運を失うか運が来ていても気付かない人の行動は以下のようだ。

1引き延ばす。
2やりたくない時不機嫌になる。
3したくない仕事の時故意にゆっくと働く。
4他人が不合理な要求しているように主張する。
5忘れていたと主張して義務を逃れる。
6自分の行動を他人よりうまくやっていると主張する。
7他人からの指示を嫌がる。
8自分の仕事をやらないで他人の仕事の邪魔をする。
9権威ある人を軽蔑し批判する。


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