新連載
   その62  おひやや水割り氷での腹痛に注意


             海外旅行でこそペットボトルの飲料水を利用したいもの 

 海外旅行では誰でも体調を崩さないように食事に注意をする。うっかりするのが飲料水である。ホテルでも日本のように水道の水は飲めないところが多い。問題なのは、現地のレストランなどで出される"おひや"である。また、そこに入っている氷である。この水で腹痛を起こす人も多い。
 名の通ったレストランや日本人の経営するレストランでは、飲むための水(おひや)も飲料水として販売しているペットボトルの水を準備してくれるので安全であるが、街の中で出されるおひやには注意した方が良い。日本で出されるおひやと同じではない。また、ウイスキーの水割りに使用される氷も注意しなければならない。飲料水用の水を使用して氷を作ってくれれば良いが、水道の水が使用されていることがある。氷にした程度の低温殺菌でばい菌は死なない。
 また、野菜はどこのレストランでも、水道の水を使用して洗う。この水が必ず野菜に残る。自分では、水を飲んだつもりがないのに腹痛を起こすことがある。その原因は、水割りの氷やなま野菜を使ったサラダといわれている。東南アジアの大都市では、多くの外国人が来るので高級レストランでは、なま野菜についても配慮はされるようになった。しかし、滞在する都市やレストランにもよるが、体調に自身のない人は野菜サラダにも注意した方が良い。そこまで心配していては、仕事にもならないから覚悟を決めて食事はするが、注意を怠らないことにこした事はない。

 日本国内でも旅行中の水に注意するように、私の小さい頃にはよく言われたものである。小学校の修学旅行の時も水に対する注意がされていた。現在は少なくなったが、当時は、統一した衛生基準もなく、栄養状態も十分ではなかったために、水あたりはよく発生したのであろう。旅先で、井戸水を飲んで腹痛を起こした経験のある親たちが、子供に注意したものである。多分、病原菌と言わないまでも細菌類が混じっており、はじめての馴れない人には軽い腹痛の原因になったものと思われる。 

 欧州の水は、細菌類が原因で飲めないのではない。硬水のためである。長期間飲み続けると体内に結石するので飲まないようにしている。おいしくはない。ホテルによっては、飲料水の蛇口が別に付いている。これは、勿論安全である。アルコールに強い人で観光旅行の場合は、ドイツでは水代わりに色々なビールを楽しむことができる。
 中近東の飲料水は、海水を淡水化したものなのでおいしくない。部屋で使用する水は、敷地内に大きい水槽を作り、ここへタンク車で購入した水を貯えておき、ポンプで屋上のタンクに上げて使用する。現地人は飲んでいる人もいるが、炊事やシャワー用に使うのが目的で飲料用には適していない。昼間の暑さでタンクの水も生暖かくなるので、飲めたものではない。最近、ホテルでは、ペットボトル入りの飲料水を冷蔵庫に準備している。出掛ける際には、少し邪魔になるが、ペットボトルの小型のものを忘れないようにしたい。
 

 最近、日本でもペットボトルが普及して、お茶だけでなく飲料水としても使われるようになった。海外旅行でこそ、飲料水用のペットボを準備して、不要な水を飲むことは避けるべきであろう。腹痛を起こしてホテルで休息では、旅も台無しである。


back