燃えるコストダウン活動
その3

東芝の「品質不良撲滅」をめざした
GE流「シックス・シグマ」
  東芝は製品の不具合を「100万分の3.4」に抑えることを目指し、「シックスシグマ」と呼ばれる活動に取り組み、2001年度は2600億円のコスト削減を達成したという。従来のQCが製造現場主体の、ボトムアップの自主的な活動だったのに対し、新しい活動はトップの強烈なリーダーシップのもとで全社的な課題の解決を狙うことにある。
  1997年に業績が悪化したことに危機感を覚えた当時の社長の西室泰三氏が、すでにこの手法を95年から導入していた米GE社会長(当時)のJack Welch氏に「やらないか」と誘われたのをきっかけに99年4月から全社に3年計画で導入したといわれている。
  方向性として「品質不良撲滅」を目指し、全社的な課題の解決を狙うことは、まさに時宜を得たことであるが、GE流「シックス・シグマ」を導入することは、以下の理由により一般的には躊躇するケースがあるようである。
@ 問題解決のステップのなかで方法論が特定されていない。
A トップの強烈なリーダーシップに依存しているが、日本の年功序列型トップ
  マネージメントの組織では社長自体がJack Welch氏のようなリーダーシッ
  プを発揮できない環境におかれている。

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