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質問・回答 (6)

日本版6シグマの
「Work Out」では効率が落ちないか

講師は日本版6シグマの考え方を何回も繰り返して話されており、確実に身に付けさせ、成功させようと努力されていることが肌で感じられます。
日本版6シグマの「Work Out」の考え方とツールは、いろいろな場面で適用できると考えますが、まともに実践しようとすると、現状よりも効率が落ちると思われます。効率が落ちることが許されない状況において、今後、形骸化させないためにも、いかに効率良く確実に実施して行くかが課題になってくると考えます。

■もちろん。皆さんの従来のアプローチ方法で上手く行く問題は、それはそれでいいのです。「確実に、スピーディに、ローコストで」がモットーです。何でもかんでも「日本版6シグマで」等と野暮なことは申しません。
結局は、問題の難易度によります。難しい問題、この場合は「6シグマプロジェクト」ですが、こんな時は急がば回れで、是非「日本版6シグマ」的なオーソドックスなアプローチ方法をとお勧めしているわけです。


テーマに対して、
抜けや漏れが発生しないか
議論の進め方として、まずグループで意見を出し合い、最後に各グループの検討結果を持ち寄って、全体でまとめるという方法をとられていましたが、この方法はテーマに対して抜けの少ない現状把握、課題設定ができるのではないかと感じました。
6シグマプロジェクトを進める中でも、参加メンバーは『抜け』や『漏れ』が発生してしまうことをよく気にしてますので、今回の研修のように、まず小数グループで行い最後にまとめる方法も効果があるのではないかと思います。  

■確かにご指摘の通りです。「抜け」や「漏れ」を心配するというのは、結局は「日本版6シグマ」という問題解決的アプローチ方法に対する批判的立場からの意見ではないかと思います。「日本版6シグマ」の不完全さを問題にして、結局、問題解決の当事者の立場から何とか抜け出したいという意識の現れではないかと思うからです。
もちろん、方法論の完璧性は追求していきますが、本来、「抜け」や「漏れ」は、それなりの検討結果が出てはじめてわかるものです。わかった時点で「抜け」や「漏れ」は、それなりに補えばそれで済むことです。 


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