6シグマ 社長さんへの手紙 |
先日社長さんとお会いし、お話を伺った際、「我が社はソフトウエア開発会社として、少数だが優れた社員をかかえ、他社に負けない実績を積んできている」とおっしゃっておられました。私も期待しながら、社長さんの会社のホームページを見させて戴きました。しかし、カラフルで格好よく作成されていましたが、求人の内容のみでした。 |
ソフトウエア開発会社にふさわしい お客さんはホームページで、先ず社長さんの事業に対する考え方や社員達の生き生きとした働きぶりを見ようとします。社長さんには、事業を始めた際の強い希望や夢があったと思います。それを踏まえて、会社の現状を、特に社員の生き生きとした働きぶりをホームページで伝えたいものです。 |
ホームページは、社会、顧客、社員に向けての情報発信の武器として極めて有効である。しかし、多くの企業は、今日の社会で情報を発信し続けることの価値を評価できず、ホームページを開いても、会社案内カタログ程度の発信で終わっているのが現状ではないだろか。 「6シグマ経営」は、インターネットによる戦略的な情報発信・受信のためのインターネット管理スキルを武器にした経営でもある。インターネットでは、組織の中の上下関係や市場での取引関係に縛られることはない。不特定多数の相手に対して、対等な出会いのもと、様々な情報を瞬時に提供し、共有化しあうことが可能となった。その結果として、世界の市場から最適な商品やサービスを見つけたり、効率的に多くの顧客に売込みをかけたりすることができる、これまでになかった新しい「eビジネス」が誕生することになった。 こうした視点から、ここではインターネットによる情報の発信と共有化という管理スキルの中で、最も代表的な「ホームページ」について、「何のために発行し、何を掲載するか」を簡潔に整理しておきたいと思う。 なお、ホームページの運営にあたっては、どんな情報をどんなタイミングで掲載するかを企画し、コンテンツを更新していかなければならない。更新がないということは、タネがつきていると言うことで、経営自体が停滞していると捉えられても致し方ない。この意味で、特に中小企業にあっては、ホームページの責任者は社長であることが好ましいのではないだろうか。 |