6シグマ 社長さんへの手紙 |
社長さんは、「従業員が私の考えをわかってくれていない、何回も話をしている、もうわかってくれてもいいはずなのに、何度も同じ話をするのは、気が引ける」とよくこぼしておられます。 |
社長さん自身の |
経営理念や経営方針、スローガンには、企業の大中小を問わず、経営のトップとして徹底して拘るべき一貫性がなければならない。それは、会社経営で一貫して貫くべき価値観でもある。そして、経営トップは、その実現に向けて、決してふらふらせず、しかし激しく議論し、熱く語り、フォローアップすることを続けなければならない。 GE社の「6シグマ経営」にあって、ジャック・ウエルチは、小さい企業の顧客の好みやニーズを把握し、スピーディに行動し生き抜いてきた機敏さ、簡潔さ、敏捷性に学ぶとして、GE社の価値観を熱く語り、このような価値観を持てない人は成績がどんなに立派でも辞めてもらうとさえ言っている。 ここでもジャック・ウエルチは、これらの価値観がシンプルでかつ一貫したもので、社員に絶えず繰り返し語るならば、必ず伝わるものだと確信している。そして社員に対するメッセージでは、「分かりやすさ」「単純さ」「一貫性」「繰り返し」を貫けと語っているのである。 |