6シグマ 社長さんへの手紙 |
先日、営業担当の方から話を聞いておりましたら、製品を納入している建設工事現場から新製品に関する要望があるそうですね。社長さんのお話では、建設工事分野で使われる設備や材料は既に成熟産業で、「新製品など考えられない」とのご意見でしたが、現場には思わぬ製品の開発ニーズがあるのかも知れません。 |
社長さんの会社は、お客さんの現場と 社長さんの会社は、SWOT分析した結果では、「強み」は製造・技術部門を持ち、現場と直接コンタクトできる力を持っていることでした。この強みをぜひ生かしたいものです。この度のお客さんのニーズ程度は、現在の製造・技術部門の力で十分こなせるレベルです。現在の主要製品を核にしたサービスの一部に位置づけられものであり、お客さんとの信頼関係を強化する上でもぜひ成功させたい課題です。社員にも新しい夢と希望を与えるきっかけになる課題です。「お客さんの現場の声を検討する会」、ぜひ、スタートさせて下さい。(2007.11.17 中小企業診断士 加藤文男) |
ここでは、成熟産業と言われる建設工事分野にあって、これまでの設備や製品の製造・販売を核として、どんな事業拡大戦略がとれるかという問題が提起されている。これまで売り込んできた商品について、さらなるコストダウン、品質向上、納期短縮等の課題はあるが、当の顧客の側からすれば、価格競争が厳しく、収益向上に向けて工事期間を短縮することが最優先課題になっている。この路線を追究するために、一つでも二つでも関連製品や商品を作りだし、供給できる体制をつくる。これは主力製品を核にしたサービス事業戦略である。 |