6シグマ 社長さんへの手紙 |
先日のお客様を招いての研修会での社長さんの行動はいただけないものでした。若僧の私から忠告するのは恐縮なのですが、これからもこのようなことがあると思いますので、一筆申し上げさせていただきます。 せっかく外部講師を招いての研修会なのに、講師が話をするたびに、その言葉尻を捉えて「そんな話は、俺は良く知っている」というようなことをボソボソささやいていました。それも講師に聞こえるような声ででした。それは、自分に知識があることを周りにいる社員に誇りたいような態度でした。私はその声が度重なり、大変気になりました。社員の皆さんも気になるようでした。講師を何のために呼んだのかもう一度考え直して下さい。講師と張り合っても意味がありません。 |
外部講師に語ってもらうことに 今回の研修会の講師の話は、社長さんの年齢と経験からすればすべて理解できる、分かり切った内容だったと思います。社長さんが日頃語っている部分もありました。しかし、社員には年齢や経験に相当ばらつきがあります。若い社員にとっては、初めて聞く内容も多かったと思うし、中堅社員にとっても知識を整理する上で、分かりやすい話し方だったと思います。 講師を招いた研修会は、社長さんの経験ものとは違った話が聞ける場です。講師の話は、社長さんのいつもの話と近い内容だったとしても、別な視点からの新鮮味のある話として、興味深く聞けるチャンスです。社長さんがいつも語っている話の意味を、講師の話を通して社員によく理解してもらう上でもいい機会です。これが外部講師を呼んで行う研修会の意義です。 |
大企業、中小企業を問わず、トップクラスへのエグゼクティブ・コーチングに本当に効果があるかどうかを問われ、ジャック・ウエルチは「コーチの質によるが、おおむねイエスだ。優れたエクゼクティブ・コーチは、あなたを直視して、実に貴重な経験を与えてくれるものだ」と言っている。 |