6シグマ 社長さんへの手紙 |
営業社員は、お客様の要求や要望を理由に社内に無理を言う傾向があります。営業社員はお客様の意向をできるだけ聞いてやろうとします。特に当月の売り上げ目標が未達の場合、少し無理を聞いてでも注文をとりたいと考えます。こうして本来受けてはいけない値引きや緊急配達等の要求を受けてしまいがちです。要求すべき輸送費を自社負担で配送することを約束してくるようなこともあります。 |
お客様対応は これについては、会社として営業部門と営業をサポートする部門が意志疎通を図り、今後の対応をはっきりさせることが重要です。営業としてお客さんに本来要求すべきこと、お客さんからの要望や要求でもおかしいと思っていることについて、今後当社として、どう対応すべきか話し合ってみましょう。 先ずは、弱い営業からの脱皮であり、そのためには営業社員とサポート部門社員との一体化体制づくりが不可欠です。営業社員が、社内のサポート部門へ無理なお願いをする場合には、感謝の言葉が必要です。サポート部門は、営業社員のご苦労をねぎらう気持ちが大切です。こうして双方が一体となって、会社としてのお客様への対応体制をつくる気持ちが肝要に思います。双方の意識の調整は、社長さんの役割です。(2007.8.5 中小企業診断士加藤文男) |
「日本版6シグマ」では、顧客への製品や商品の提供にあたり、「VOC:顧客の声」に耳を傾け、品質の維持向上、納期の順守、クレームへの速やかな対応を図る上で、顧客別に基本戦略をつくる。営業部門は、こうした基本戦略の作成と実施に当たり、会社の窓口としての役割を果たさなければならない。 |