6シグマ 社長さんへの手紙 |
社長さんの会社では、最近、ムダを省くと言うことで残業を極度に減少させているようです。困難があっても、納期内に間に合わせるのが担当者に与えられた仕事です。しかし、本当に残業が必要な場合もあります。納期に間に合わせる見通しが立たない時は、どんな問題が起こっているか、どのくらいの納期遅れになるかを上司に中間報告をするのが一般的なルールです。 上司はいつも仕事の進み具合を見ているので、いちいち報告しなくても「遅れることはわかっているだろう」とか「遅れは上司が手を打ってくれるだろう」という考え方をしている社員はいませんか。もし、このような社員がいるとすれば、「納期についての考え方に甘さがある会社」と言われても仕方がありません。 |
残業の定常化は @
残業や休日出勤をして納期を回復するか。 残業は本来、上司から指示されて行うものです。担当者が勝手にやるものではありません。納期を遅らせても良いか、残業や休日出勤してでも完成しなければならないか上司の判断と指示を仰ぐべきです。しかし、御社では、社員数が少ないためか、全社員に仕事が任されており、納期が遅れそうになっても、上司が残業を指示するルールにはなっていないようですね。 |
「日本版6シグマ」にあっては、顧客満足「CD」第一で、製品や商品の品質管理のみならず納期管理も重大な課題である。 |