日本版
6シグマ
社長さんへの手紙

売上・利益目標の実現は、
営業マンを先頭に全社あげてのチームワークで!

  年頭の社長の挨拶には、社員が大きな期待を寄せています。今年は「どのようなことを言うのだろうか」、「何があるのだろうか」と社員は日常の挨拶とは違って聴く姿勢を持ちます。新年は、従来と変わるということを意識づける良い機会です。また、社長さんの意識も変えなければなりません。 


御社の営業マンは、
自分の給料の最低3倍の利益は必要!
 企業にとって、経営に寄与できない人材は不要です。経営に寄与するということは利益を出すことです。営業マンは、販売金額を上げることです。販売金額が小さければ、利益率を高めることです。 
 企業の規模にもよりますが、御社の営業マンは、自分の給料の最低3倍の利益は必要です。営業マンは、工場の皆さんは言うに及ばず、業務、経理を担当する人達に支えられているからです。
  営業マンが販売目標を達成するためには、これらの人たちの力が必要です。これらの人達の分まで稼がなければなりんません。ともすると営業マンは、彼ら支えてくれてる人たちのことを忘れがちになります。陰で支える人たちがいなければ、営業マンとしての業務自体成り立たなくなってしまいます。会社の営業力は、営業マンを先頭にしたたくさんの人たちのチームワークの結果です。このことを全社員に改めて理解させ、認識させたいものです。
  年末には、これらを整理して、年頭の挨拶に入れて戴きたいと思います。年頭の挨拶は、社長さん自身が意識を変えて社員に強烈にアピールしましょう。社長さん自身にも相当な覚悟が必要です。(2006.12.26 中小企業診断士 加藤文男) 


「日本版6シグマ」からの提案
チームワークで勝負できる「小さな会社」に!

 「日本版6シグマ」には、会社の目標実現のために解決しなけばならない課題の設定と解決に貢献できない社員は淘汰されるという「People Out」という概念がある。その結果として、会社は組織の枠を超え、コミュニケーションをとり、知恵を出し合い、機敏に行動するチームワーク力のある「小さな会社」をめざすことになる。
 「小さな会社」は、営業が上手くいかなかった時、お客からどんなシッペを食らうかをよく知っている。「小さな会社」は、「営業の声」は会社に対する「お客の声」として、これを素直に受け止め、営業マンとともに会社としてどう対応するかを協議し、スピーディに決定し、行動できる可能性を持っている。
 「小さな会社」、即ち「全社あげてのチームワーク力で勝負できる会社」は、「お客第一義」が骨身にしみており、ごちゃごちゃしていなく、単純明快で、情熱を持った社員なら一人残らず意見やアイデアを出すことができる会社である。


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