先日、「中小企業でも経営理念を持つべきである」との手紙をお送りしましたところ、加藤経営企画社の経営理念を聞かせてほしいというご連絡をいただきました。
　考えてみれば当然のことです。加藤経営企画社はホームページを開設しておりませんので、この際、代表加藤文男の「経営理念」、「事業案内」および「具体的支援業務」をお伝えします。

経営理念
　電子機器製造業における製品の品質管理体制の構築および海外営業・資材調達の知識と経験を活かし、中小企業診士、経営コンサルタントとして、中小企業をサポートし、元気にし、社会に貢献します。

事業案内
および具体的支援業務
　世の中の動きは速く、中小企業が抱える問題も複雑になり、解決が難しくなっています。問題解決は専門家にお任せ下さい。我々は行政機関とのパイプ役も果たします。行政の施策をいち早く入手し、お客様の会社の業務の進展につなげます。お客さまの会社の優れた点を見出し、更に元気になれるよう支援します。我々は優れた人材のネットワークを持っています。グループの総力を上げて、全体最適を提案します。

経営管理
・経営方針、経営理念の制定
・事業計画の作成

企業診断
・企業の強み、弱みの診断
・製品の生産システムの見直し
・製品の品質管理、保障体制の見直し

情報管理
・危機管理
・安全保障輸出管理

品質管理
・品質管理体制の構築
・品質保証体制の構築
・製品検査基準の策定

マーケティング
・販売戦略の構築
・販路の開拓

海外進出支援
・海外出張規定作成
・海外出張者、派遣者の事前研修
・国際調達の課題解決
・異文化対応

融資、補助金
・融資制度や補助金制度の案内
・官公庁への各種申請書作成

新規事業の立ち上げ
・創業ビジネスプランの作成

イコールパートナー体制
・新連携体制の構築
・新連携体制の運営

人材育成・研修
・新人研修（ビジネスマナー研修含む）
・組班長研修、部課長研修、経営幹部研修
・品質管理「７つ道具」の基礎と応用
・現場業務改善の基礎　　
　　　　　　　　（２006.8.27　中小企業診断士　加藤文男）

　日本の中小企業、特に製造業分野の中小企業は、大企業との下請け関係で、品質保証、コスト削減という役割を一方的に担わされてきた。しかし、世界的な経済環境、技術環境の激変の中で、こうした取引関係が終焉を迎えようとしている。
　今後、中小企業は、取引先との従属的な下請け関係をどう改革していくのか？　あるいは、大企業の挑戦が難しい、知識・技能集約型の多品種少量生産等の分野に独自に挑戦していくのか？
　いずれにしても、加藤文男さんからの特別寄稿「社長さんへの手紙」は、示唆に富んだ問題提起である。中小企業診断士として、コンサルタントとして、特に、日本企業の発展を現場のボトムアップ力で支えた「品質管理、品質保障」のプロの立場から、個々の中小企業の社長さんに、原点に返って「稼ぐ力を持った中小企業」を目指して欲しいとして、具体的な課題を提起している。
　
　それは、「稼げる中小企業」をめざして、経営トップの社長さんと現場が、特別なお金をかけずに、「知恵とやる気と一体感」を持って取り組む全社的な問題解決活動、即ち「日本版６シグマ」に通じるものがある。
　今後、「社長さんへの手紙」での中小企業の社長さんへの１００におよぶ具体的な課題提起を受けて、まさに、世界に通用する「稼げる日本の中小企業」のための「日本版６シグマ」として整備を行い、その接点を具体的にコメントし、案内していくこととしたい。