中里さん
イタリア フィレンツエ便り

29 坂本龍一ピアノコンサート
  いつの間にか坂本ワールドにひたる 

10月22日(木)
昨晩、飲みすぎたせいか頭が重い。8時に起床、外は雨。
朝食後は洗濯、掃除、メールの整理等で過ごした。
特に大変だったのは、語学学校で一緒だったブラジルのレーナからきていたメールの返信を書く事だった。拙いイタリア語で苦労して送った。メールの最後には昨夜、ザワ英夫妻から教わったポルトガル語で「オリンピック開催おめでとう」を付け加えた。


夕食後、コムナーレでの「坂本龍一ピアノコンサート」に出掛けた。
日本人の観客が多いかなと思ったが、意外と外国人の方が圧倒的に多い。
やはり世界の坂本だ!
コンサートは出だしから不協和音や同じリズムの繰り返し、映像もあったが、全く理解が出来ない。少し飲んだワインがきいてきたようで眠くなる。次々と難解な曲が映像と一緒に奏でられる。
此方は理解が出来ないが、曲が終わる度の拍手は凄い、・・・「感性の違いかな?」。
しかし、不思議だ。曲が進む内、いつの間にか坂本ワールド・・・何とも言えない心地良さを感じる。フィナーレには手が痛くなるほど拍手をしていた。
帰り道では、彼の曲の一部を口すさんでおりました。

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