誰でも本物の知識が身につく 著者 佐藤 優 |
著者の佐藤優は元外務省の主任分析官で、主にソビエト外交関連のインテリジエンス(特殊情報専門家)として活躍してきました。10年前、鈴木宗男事件に連座して辞職、現在は自らを「職業作家」と呼んでいますが、最近の執筆状況からは「知の巨人」ぶりがうかがわれます。 著者は、最近の教養ブームの背景には、「知力を強化しなくては生き残っていけないのではないか」という日本人の集合的無意識が反映しているとして、「知は力であり、力は知であり、知力をつけるために不可欠なのが読書だ」と言い切っています。 「速読法」に関心のあった私は、「熟読書・速読術『超』入門」というサブタイトルに引かれ、躊躇なく購入した本ですが、「速読法」も含めて、著者の言う「正しい読書法の鍵」について、自分にとって参考になると思われる部分を順を追って、そのポイントを紹介しておきたいと思います。 「本はどう読むか、多読と熟読の技法」から @目次、まえがき、結びを読み、役に立ちそうな部分を絞りこむ。 世界史
:詳説 30日 完成スピードマスター世界史問題集世界史B(山川出版社) |