目標管理と6シグマ

−日本人の得意なチームワークに期待して− 


 我々日本人は、個人単独では無理だが、チームワークではすごい力を発揮できる特性を持つ。この特性を生かすことである。また日本人は目標や課題が明確になれば、どう解決するかは得意である。幸い、統計的品質管理手法を始めとして、色々な経営管理手法も学んできている。それぞれの立場で、これらの知識を武器に、関連する部門や担当者を巻き込んだチームワークを展開すればいい。
  ただ、テーマや目標が多すぎると力を集中できない。力が分散しては、解決が遅くなる。2〜3ヶ月、長くとも6ヶ月位で解決できるテーマや目標をブレークダウンして取り組めばいい。 
 問題解決に向けての取り組みの経緯は、全社員へホームページやEメールで発信され、全体で共有されていることが必要だ。解決すべき課題はいつもオープンにされ、直接関係のない人でも、アイディアを出すことができるようにしておく。アイディアがすばらしければ、正当に評価し、すぐ採用すればいい。 
 
 ただ、この活動は、トップの強いリーダーシップによらなければならない。解決すべき問題は、まさに重要な経営課題であるはずである。中途半端なやり方で、「誰かが協力するだろう。」「俺は関係なさそうだ。」で済まされてしまってはいけない。ここでは、「スピーディに確実に解決しなければならない経営課題」だという認識を全体で共有化できていることがすべである。
 御神輿として担がれる、部下に任せるだけの経営者では、日本版6シグマを成功させることはできない。日本版6シグマの展開に当たっては、経営方針を明確にし、目標を定め、社員と一緒になって討議し、一体となってベクトルを方向づけしたら、あとは彼らのチームワークに期待し、まかせきれる、そうした経営者の出現が、どうしても不可欠である。


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