残暑お見舞い申し上げます。
今年の暑さには殊のほかバテテ居りますが、お元気そうで何よりです。
先日の件で深く考えさせられました。
現代社会における多くの問題は、技術・論理では、真の解決にはなりえない事、個のメンタルマネージメントによる、この個の保全無しでは、全ては砂上の楼閣となってしまうとしりました。
従って、今後個の保全・強化(=M0の世界とも言えるかも知れません)について掘り下げてお教えください。
私見ですが、M5組織論は企業向け・セミナー向けとしてはNEEDSがあると思いますが、私は一個人としては「確固とした個の確立」に興味がありますし、その確立無しにM5組織論も成り立たないような気がするのです。(石原)
石原さんへ
メール有り難うございました。
「個のメンタルマネージメントによる個の保全無しでは、全ては砂上の楼閣となってしまう」とのご意見その通りだと思います。
土、日と大阪の方で仕事があるため、今日(金)夕方新横浜から新幹線に乗りました。
たまたま、石原慎太郎の「法華経を生きる−私の考え方と行動の基本行動」(幻冬舎文庫)をキオスクで見つけましたので、早速車中で読んでみました。
「自分は何のために生きているのか、現在の自分は何であるのか、自分はいかなるものに似ているのか、自分はどんな特徴を持っているのか、自分の本質は何か」について、自分を哲学することが大事だ説いています。
なお、僭越ですが、研究会メンバ−8箇条があります。
取りあえず小生の生きる指針です。
1 自分の好きで得意な分野でビビッドに生きている。
・自分を売り込める専門分野を持っている。
・一番好きで得意なことを武器に仕事をしている。
2 自分のホンネや考えに素直である。
・嫌なことは引き受けない。
・相手が嫌がることでも必要なことは言える。
・言動が一致している。
3 広い開かれた世界といつもビビッドに交信している。
・たくさんの友人を持っている。
・話題は新鮮でバライテイに富んでいる。
・人を元気づけることができる。
4 唯我独尊の世界に陥らないよう自戒を忘れない。
・自分の言動が他人に迷惑かどうか敏感に感じ取れる。
・自分に不都合な意見を無視することはない。
・ついている人とは自分の方から積極的につき合う。
・自分にないものを持った人からは率直に学ぶことができる。
5
相手の立場になって考え、共感できるつきあいを心がけている。
・人とはギブアンドギブの精神でつき合う。
・人の話はよく聞く。
・メールや手紙への返信は対応が早い。
6
一端共感、共鳴したことには、いい加減な関わり方はしない。
・直感が閃かないことには安易にアドバイスしない。
・約束したことはおざなりにしない。
7 外部に通用する発信ができる。
・見聞した情報はすぐデ−タ化できる情報処理力を持っている。
・メールやホームページで積極的に発信している。
・研究会の企画は、いい企画だから売れるのではなく、いい関係だから売れるということを
知っている。
8
自分の人生は可能性に向かって、確実に進展していると確信している。
・研究テ−マをいつも持っている。
・わくわく心底からしたいと思うことを持っている。
・自分の身に起こっていることはすべて必然、必要なことだと思っている。
・思いは必ず実現すると確信している。
(井上)
ご返事有難うございました。
Mr.Kのおかげで、入会以来はじめて真剣に自己の存在とその有り様について内省しました。
その結果、どんな事に遭遇しても揺るがない心の拠り所を持たない限り真に生きた知恵を体得出来ないのではないだろうか。
だとすれば、今こそ、禅の精神(茨城県霞ヶ浦在菩提禅堂の堂主形山睡峰師によれば、その精神とは悟りを気負って求めるのではなく、自分の人生の今日一日を自分の真心に忠実に従って生きること、そして自分の真心に適わない事はしないこと。唯、それだけだと言われた。)に従い今を充実し、真に大切な事に没頭したい。研究会メンバー8か条は、M5組織の構成員となるために必要な基本的資質と理解できました。(石原)
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