困った組織と、どうつきあうか」を読みました。

 はじめまして、井上先生の書かれた「『困った組織』とどうつきあうか」を読んで、突然ですが、メールを書いた次第です。
 自己紹介が遅れましたが、私は現在、ある自治体に勤務する地方公務員です。これまで組織のあり方などについて深く考えることなく、仕事を進めてまいりましたが、上司との考え方の違いなどからこのようなことを考えるようになり、先生の本に出会いました。そして深い感銘を受けました。
 
 特にM−3型の「羞恥心に支配される組織」については、私の職場(自治体全体)の現状をこれほど適切に表現したものはないとの思いを抱きました。私を含めた職員はほとんどが組合に属していないか、属していても形式的であり、組織の建前に対し明確なレジスタンスの意志を示しません。
 また、普段は上司の指示に従いますが、ある限度を超えた場合、それが特に先生が言われる「M−1型」的なもの(例えば、休日に管理職間で、時に上層部も交えて、ゴルフ等をする時に職員を誘うこと。)に対しては、まさに「おりる」といった反応を示します。その動機は私自身の体験から言えば「休日まで職場の上司とつきあうなんて」というまさに「恥ずかしさ」から来るものでした。
 
 そしてそのような職員の反応に対して、管理職は何ら有効な対策を打ち出せることなく「今の若い者は、つきあいが悪い」というようなぐちをこぼすのみです。このような自分自身並びに職場の現状から「使命感」さらには「モノの道理」へとステージアップするために、何をすべきか、自分に何が出来るのかを学びたいと思いました。(小室)


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