KJ法的情報処理技術
からのアプローチ

  インタ−ネット時代にあって、「情報の開示と共有化」をギャランティできる「経営・組織・個人」間での「武器」の共有化が不可欠です。
 「
M5型問題解決技法」は、KJ法をベースにした「Critical Thinking Procrss」に沿って、問題意識の明確化、現状把握、課題の設定、最適アプローチ策の作成・実行、進捗管理からなる累積型「STプログラム」です。


7つの“Critical Thinking Procrss
(1)テーマについての問題意識を明確にする。
(2)問題意識に基づいて現状を調査する。
(3)現状の本質的な問題を追求する。
(4)問題意識と現状把握を踏まえ、基本的課題
   を設定する。
(5)基本的課題を解決するための一連の具体策
   を設定する。
(6)具体策をもとに基本的課題を見直す。
(7)基本的課題を解決するための、リスク対策
   を盛り込んだ実行手順書をつくる。 

 現実には問題の大きさや難易度によって、この7つのプロセスのどれかは適宜省略されることが普通です。
 大事なことは、前段階の問題提起も現状把握も、結局は後半の課題の明確化とか計画化という「実行のプロセス」に上手く結びつくものでなければならないということです。

 しかし、これらのプロセスを(1)から(7)まで順にたどることは面倒であるばかりか、問題意識や現状認識がストレ−トに行動の変革につながるかどうか、保証の限りではありません。

 
そこで、テ−マに則して、「例えばどんなことを実行しなければならないか」を自由に発想するところから出発します。
 つまり、「ラフな具体策を材料にして、基本的課題をコンセプト化する」というわけです。
 その上であらためてコンセプトをもとに「具体策」の見直しを行い、次にその「実行手順書」を作成します。
  この7つの「Criticak Thinking Process」からなる実行中心の「簡便なプロセス」が、「
M5型組織的問題技法」です。
 
 実際の仕事のプロジェクトでば、この簡便なプロセスで十分です。問題解決に対して、意識レベルからではなく、行動レベルからのアプロ−チを足がかりにしているため、実行の問題がよりシビアにチェックされているという意味でも実践的な方法だということができます。

 ただここには、「基本的課題のコンセプト化」とか「実行計画書の作成」とか、方法論上の課題がありますが、簡単なインストラクションで容易にマスターすることができます。

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