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 BMM【Belhyud Mail Media】NV No.138

  2013.7.6発行
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国と対等に協議できるだけの準備を!
不可欠な自前の「復興まちづくり実施計画案づくり」

双葉町の復興まちづくりへの取組みは、「7000人の復興会議」における「町民の声」をもとに「復興まちづくり第一次計画」が策定され、町政懇談会で了承されるところまできました。
「W型累積問題解決フロー」では、「問題提起ラウンド」から「「現状把握ラウンド」を経て、「基本構想ラウンド」にきたことになります。
「第一次案」に内容の面で不満な部分があったとしても、次の「実施計画作成ラウンド」に進むことが大事です。不満な部分は同じラウンドで議論を続けるより、次の「実施計画ラウンド」に進んだ方が、経験的により効果的に十分補うことができるからです。

「第一次計画」をもとに
「復興まちづくり」に向けた「基本施策」の設定を!
「第一次計画」には、復興まちづくりに向けて取組むとする具体的な施策がかなり盛り込まれています。これらの施策をピックアップし、さらに検討を加え、データ化し、図解化することによって、今後の「復興まちづくり」に向けて、取り組むべき「基本施策」の全体像が浮かび上がってきます。これが「復興まちづくり実施計画」の素案になります。

「基本施策」についての
9つの研究調査部会の提案
「福島復興再生基本方針」では、国が除染、賠償、住民の健康と安全の確保、インフラ整備、雇用、産業振興等について、着実に実行すべき施策を具体的に明示されています。
先に、「復興まちづくり第一次計画」に対する取組みに向けて、「復興基本施策」の全体像を明らかにしました。ここでは、これらの基本施策にどのように取組みたいか、国にどのように取組んでほしいかを明確にした自前の「実施計画」をもって国と協議できるようにすることを目ざしたいと思います。

そこで、「基本施策」について、さらに調査研究すべき課題を決め、町民有志や外部の専門家からなる「9つの部会」を立上げることを提案したいと思います

全町民に共通した
  生活再建への前提課題に関する調査研究部会

@避難生活のケア調査研究部会
A関連自治体と一体となった賠償、補償調査研究部会

町民の選択を尊重した
  生活再建への道筋支援に関する調査研究部会

@「仮の町」の早期整備調査研究部会
A「仮の町」での町民の生活再建支援調査研究部会
B「仮の町」には住まない町民の生活再建支援調査研究部会
C双葉町に決別した元町民の生活再建支援調査研究部会
D町への帰還、町復興の原動力となる
「仮の町」を拠点としたコミュニティづくり調査研究部会

■町への帰還、
  町の再生復興への道筋づくりに関する調査研究部会

@復興拠点整備調査研究部会
A町全体の除染計画、地域再編計画作成調査研究部会

次は、上記部会での調査研究の成果をもとに、「復興まちづくり計画」を構成する「基本施策」を補強し、国や県、被災自治体との協議を通して、基本施策別に「実行マスタープラン」を作成し、国と一体となって進捗管理体制をつくっていくことになります。

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2013.7.6発行
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  【WEB】 http://www.belhyud.com/0.htm
【MAIL】 jin-inoue@belhyud.com
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  【発 行】 ベルヒュ−ド研究会
【編 集】 井 上   仁  

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