・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
BMM【Belhyud Mail Media】NV No.109
2010.5.24発行
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中国ビジネスにおける
日本版6シグマ
10 「管理データの可視化」
のためのエクセル化のポイント
次の作業は、先の「棚卸集計表」をもとに、部品・製品部門別に「棚卸データ」に直結した、二つの報告書「@部品の材料コスト、製品の部品コスト、部門損益一覧表」、「A部品・製品の生産計画、材料・部品の投入・発注・在庫計画一覧表」を自動的に作成するためのエクセル化である。
報告書@
部品部門
(1)基本材料投入高一覧表
@部品部門別「基本材料棚卸高一覧表」から、「先月末倉庫・仕掛
在庫」、「当月基本材料入庫高」、「当月末倉庫・仕掛在庫」を入
力する。
A「先月末在庫高+当月入庫高−当月末在庫高」の算式によって
各基本材料の1ヶ月間の投入量を算出できるようにする。
(2)部品別基本材料コスト、売上部品基本材料コスト一覧表
@部品部門別「内製部品棚卸高一覧表」から合格部品生産入庫
高、部品別歩留を入力する。
A各部品別に、「一ヵ月間の基本材料投入量」を「合格品生産入庫
高、歩留」に応じて割り振り、一ヵ月間に製造した各部品の基本
材料コスト実績を算出できるようにする。
B各部品の基本材料コスト実績をもとに、当月一ヵ月間の販売出
庫分の基本材料原価を算出できるようにする。
(3)部門損益一覧表
@「部品売上出庫高−基本材料入庫高」をもとに、キャッシュイン・
アウトの差を確認する。
A「部品売上出庫高−売上部品基本材料原価」をもとに、部品部門
別に「営業粗利益高」を算出できるようにする。
製品部門
(1)部品投入量一覧表
@部品、仕掛製品、製品の棚卸集計表から、前月末、当月末の「内
製・外注部品、仕掛製品の在庫量」、当月の「内製・外注部品の
入庫量」を入力する。
A「先月末在庫高+当月入庫高−当月末在庫高」の算式によって
各部品の1ヶ月間の投入量を算出できるようにする。
B総製品生産入庫量、総部品入庫量をもとに、当月一ヵ月間の販売 出庫分の部品原価を算出できるようにする。
(2)部門損益一覧表
@「製品売上出庫高−部品入庫高」をもとに、キャッシュイン・アウト
の差を確認できるようにする。
A「製品売上出庫高−売上製品部品原価」をもとに、部品部門別
に「営業粗利益高」を算出できるようにする。
報告書A
部品部門
(1)部品生産・在庫計画表
@部品在庫集計表から前月の「部品別歩留、在庫量」を入力する。
A前月の部品在庫量、今月の部品出庫見通し、今月末の目標在
庫を入力し、自動的に当月の「部品必要生産入庫量」を自動的
に算出できるようにする。
B当月の「部品必要生産入庫量」、前月の「歩留」をもとに、当月
の「基本材料必要投入量」を自動的に算出できるようにする。
(2)基本材料発注計画一覧表
「基本材料棚卸集計表」から月末在庫量、月末の目標在庫量を入
力し、自動的に「基本材料必要発注量」を算出できるようにする。
製品部門
(1)製品生産・在庫計画表
@製品在庫集計表から前月の「在庫量」を入力する。
A前月の製品在庫量、今月の製品出庫見通し、今月末の目標在
庫を入力し、自動的に当月の「製品生産入庫量」を自動的に算
出できるようにする。
B当月の「部品生産入庫量」、前月の「歩留」をもとに、当月の「基
本材料必要投入量」を自動的に算出できるようにする。
(2)部品発注計画一覧表
「部品棚卸集計表」から月末在庫量、月末の目標在庫量を入力し、
自動的に「部品必要発注量」を算出できるようにする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
BMM【Belhyud Mail Media】 NV
No.109
2010.5.24発行
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【WEB】 http://www.belhyud.com/0.htm
【MAIL】 jin-inoue@belhyud.com
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【発
行】 ベルヒュ−ド研究会
【編
集】 井 上 仁
|