W型問題解決フローは急がば」まわれか
W型の解決法の中で、「ていねいに」とか、「じっくり」というのがありますが、現実的に品質悪化を招いているのは、「分かってはいるが、忙しくて実行が伴わない」という事実があると思います。効率を叫ばれ、工数が減らされるという状況の中で、「急がば回れ」を実践できるのかどうかもポイントだと思いました。
組織風土改革の必要性について
6σは統計の話しと考えていたが、自分でも必要性を感じていた「組織風土の革新」であることに興味が持てた。もう少し、「チェックリスト」の結果分析をしていただきたいが、今回出席のPMクラスは「M5型」を目指していることがわかった。
問題なのは、トップがM5型でといいつつ、最後はM1で物事が進められていることではないかと感じた。トップに対しデータで、我々が目指していることを理解してもらう必要があると思う。
セミナーに参加して各人の意見から幅広く知識が得られ、また情報が共有でき、非常に有意義であった。経験の浅いPMも色んな意見が聞けるよい場になったと思われる。
■おっしゃるように、皆さんの商品開発業務にあっては、「困難な技術問題」がネックになっているというよりは、「経営トップ層や上司も含めて、関係メンバーのやる気やアイデアや情報が上手くかみ合っていない」ということが問題な場合の方が多いのではないかと思います。このような問題の解決手段の1つが、「組織全体で、W型問題解決フローに沿った『Critical Thinking』ができるかどうか」であり、「Work
Out」の基本もここにあります。「M5型組織」とは、「Critical Thinking」 ができる組織ということもできます。
■「Critical Thinking」が可能な組織の3つの条件を紹介します。
(1)経営トップ層が、ビジネスのあらゆる問題解決に当たって、Logicalに考
え、アプ
ローチすることを最重要視していること。
(2)組織全体が「Logical Thinking Process」を共有していること。(例:W型問
題解決フロー)
(3)各問題解決場面で、「いかに考え、いかにアプローチするか」という「Thinking
Program」を共有していること。(
例:M5型問題解決技法)
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