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質問・感想
「最適案作成、リスク対策ラウンドは同じ経験レベルではないか」
■「W型問題解決フロー」で、思考レベルと経験レベルに分かれているが、最適案作成ラウンドとリスク対策ラウンドは同じレベルにあるような気がします。最適案作成が経験レベルで、リスク対策が思考レベルと分けている大きな違いはどこにあるのですか。

回答
■最適案作成ラウンドでは、課題「SSP」を解決するためのアプローチ案を、先の具体 策ラウンドで既に概観した具体策をもとにより詳細に再検討します。次は、これらの具体策の実行手順や分担体制を検討し、実行計画に落とし込みます。
ここで各具体策の実行にあたってどのようなリスクが想定されるかを検討し、そのリスクに対する対策を準備します。このリスク対策には2種類あります。

(1)具体策が上手く実行できない理由を事前に検討し、そうならないように「予防対策」
   的な具体策を追加する。
(2)「予防対策」を打ったとしても上手くいかなかった場合に備えて、「緊急時対策」的
  な具体策を用意する。
 
これらの予防対策、緊急事対策的な具体策を十分に織り込んだものが実行計画書になります。この意味で、「リスク対策」と「実行計画作成」は一体のものですので、経験レベル上においた方がよいかもしれません。ただ、リスク対策は、実際の実行上の問題を頭の中で想定するラウンドであるというニュアンスが強いということで、思考レベル上に配置しました。

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