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質問・感想
「これまでは計画通りに作業が進められないことが多かったが」
■今回のコンサルで、マクロな実行計画の作成まで終わりましたが、これから具体的な詳細作業項目「S・SSP」にブレークダウンして実作業を計画通りに進めていく事になりますが、今までは、「リスクが発生して、計画通りに作業が進められない」という経験が多々あります。

計画通りに進まない要因として、
・作業項目をブレークダウンする過程で作業量が増加する。
・予定外の飛び込み作業が入る。
・作業量の見積もりが元々あまい。
・作業量が増加しても納期は変わらない。

等が、今までの経験より「リスク」として考えられます。
計画通りに作業を進める為には、また上記のようなリスクが発生・顕在化した場合の対処方法についてご指導をお願いします。

回答
■ご指摘のように、計画を作成する上での「リスクの読みと対策」の問題です。
「リスクの読みと対策」というと面倒なことのようですが、次の2つの場合があります。
 (1)一般に情報が不足している場合、個々の作業項目の困難度が軽視され、前倒し
    される傾向があります。安易に急ぐあまり、計画日程通り実施できなかったとい
    う場合です。
    この場合は「リスクの読み」が大切です。どんな不都合な事態が生じる可能性が
    あるかを議論し、それを回避するために、事前にどんな手を打っておかなければ
    ならないか、つまり「予防対策的な具体策」をラベル化し、追加するようにします。
 (2)十分リスクを読んで対策を打ったつもりでも、上手くいかないという場合もありま
    す。その時はどうするか、うまくいかなかった場合は、直ちに「こういう手を打つ」と
    いう「緊急事対策的な具体策」をラベル化し、追加するようにし ます。

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