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日本版6シグマ概論

質問・感想
「日本版6シグマと標準偏差6σとの関係は」
■6シグマとTQC活動の相違点は、6σの活動内容が経営論、組織論と結びついていることにあると思いました。日本版6シグマとは、「品質不良によって発生する無駄なコストを限りなくゼロに近づけるための問題解決活動」となっていますが、標準偏差の「6σ」とどのような関係があるのでしょうか。

回答
■ご存じだと思いますが、σとは統計学の標準偏差のことです。測定したデータがN個あった時、N個のデータの和をデータ数Nで割れば、データの平均値が出ます。これでデータ集団の傾向がつかめます。データの平均値と各々のデータの差を2乗して足し合わせ、N−1で割ったものを分散といいます。分散のルート値が標準偏差でデータ集団のバラツキ度合の指標となります。
失敗の起こる可能性である「バラツキの度合い」を6σに押さえるとは、例えば100万回のオペレーションで3.4回程度しか失敗しないことを目標とするということであり、きわめて高い目標をかかげ、最高のプロセスで最高の結果を出すことを意味します。
日本版6シグマでは、これを「PeopleOut」と「Work Out」の二つのプログラムで支援しようとしています。


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