ソニー
自社版6シグマを軌道に乗せる

  ソニーは、4年前に6シグマ活動を導入したが、その後の活動は必ずしも順調とは言えなかった。思ったほど成果が出ないことに業を煮やした当時の出井社長は、GEのジャックウエルチに「6シグマの何がいいのか」と質問したところ、彼は「GEも最初は上手くいかなかった」と答えたと言います。そこで、出井社長は「このまま続けてGEのように効果を出せるか検証せよ」と廃止も視野に入れて指示しました。
 その結果、ソニーは99年11月、アメリカから直輸入した6シグマを自社体質にあうよう仕組みを変えて、「ソニーシクスシグマ(SSS)」として再スタートさせることになりました。SSSは、次の3つの点を特徴としているといいいます。一つは、プロジェクトの成果を各事業部門の業績評価基準に関連させて、社員の意欲を高めさせることができた。二つは、プロジェクトの推進メンバーは通常業務兼務とした。三つは、どんなプロジェクトに予算と人を投じるかはトップダウンで決めるとした。
 ソニーでは既に約1500のプロジェクトが登録され、特に昨年は著しい成果を上げた8つのプロジェクトが表彰されたという。外では「6シグマは日本企業には向いていない」という声もあるが、このSSSに自信を深めた出井会長は「SSSをグループの共通語として定着させる」と意欲を見せ、今年度は世界中のグループ企業内で、4〜5千のプロジェクトを稼働させる予定になっている。(日経産業 )    
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