初年度
野菜混植栽培モデル
農地1,000u
ビニルハウス1棟 間口3間×20間



混植栽培
野菜
品名
混植
比率
ハウス内栽培株数
収 穫
株間
mm
畝間mm
1株
あたり
使用面積u
栽培
株数
収穫
重量目標
g
収穫
回転数
回/年
収穫

留まり
年間
総収穫
本数
年間
総収穫
重量
Kg
ハウス内

株物

ラディッシュ

0.1

50

100

0.005

3,110

0.04

4

0.75

9,331

373

赤かぶ

0.1

50

100

0.005

3,110

0.20

4

0.75

9,331

1,866

大根

0.1

100

100

0.010

1,555

0.50

4

0.75

4,666

2,333

かぶら

0.1

50

100

0.005

3,110

0.20

4

0.75

9,331

1,866

葉物

しろ菜

0.1

50

100

0.005

3,110

0.10

4

0.75

9,331

933

ほうれん草

0.2

50

100

0.005

6,221

0.10

4

0.75

18,662

1,866

水菜

0.1

50

100

0.005

3,110

0.10

4

0.75

9,331

933

小松菜

0.1

50

100

0.005

3,110

0.10

4

0.75

9,331

933

春菊

0.1

50

100

0.005

3,110

0.10

4

0.75

9,331

933

1.0
ハウス外
夏露地物
枝豆
1.0

250

0.165

3,030

0.3

1

0.75

2,273

682

かぼちゃ
1.0

600

160

2

1

0.75

120

240

トマト
1.0

450

0.400

625

5

1

0.75

469

2,344

ケール
1.0

450

625

2

1

0.75

469

938

パジル
1.0

450

625

0.3

1

0.75

469

141

ネギ
1.0

100

3,030

0.3

1

0.75

2,273

455

合 計

回転数は安全をみて4回転
 回転数は4、歩留まり75%、ハウス使用面積80%は低めにとっています。特に回転数は、二週おきの播種であれば、ハウス内4分割で、8週ひと回転、52週/年ならば6.5回転ですが、安全を見て4回転にしました。安全を見過ぎですが、これ以上の回転であれば、計画通りの歩留まり、操業益は容易です。少し努力すれば、計画益は出そうです。

トマトは収益面からお勧めではない
 トマトを作柄に入れるとハウス使用面積がトマトに専有され、一時期の収穫に対して専有面積が多すぎるので高収益にはつながらないと思います。一株あたりの専有面積は0.4u程度でしょう。株あたりの収穫量は5kg程度だと思います。売り単価は¥400/kgとして、一株¥2000の売上になります。トマトは品揃えとしては喜ばれますが、収支からはおすすめではありません。

加工までやるならきゅうり等を加える手もある
 野菜の加工までやるなら、きゅうりなども加える手があります。
話が複雑になるのでオプションで考える方が良いでしょう。
きゅうりはピクルスをやるとかなりな高収益になります。(以上 やぶ田フアーム)


夏露地物栽培方法
トマト
一株あたりの専有面積は0.4u、株あたりの収穫量は5kg程度。売り単価は¥400/kg、一株¥2000の売上
枝豆
株間25センチ、畝間66センチ、1カブ300g
かぼちゃ
株間60センチ畝間5m、1株あたり1キロを二個収穫
ケール
トマトの間に植える。随時葉っぱを収穫、1カブ2キロ収穫
バジル
トマトの間に植える。随時収穫1株300g
ネギ
豆と混植にする。

うちでやっている混植の方法を導入してみました。狭い面積で多くの物を混植します。
ネギの代わりにニラを考えましたが、ニラは植えてから二年、三年後の収穫なのでネギにしてみました。
ポイントはトマトを活かすために、トマト、バジル、ネギ、豆、ケール、かぼちゃの順に植える必要があります。
トマトは、誘引用のポールが必要です。
廃材でも竹でもいいです。
トマト、バジル、豆、かぼちゃの加工もやりたいですね。(以上 やぶ田フアーム)


夏露地物混植のイメージ

混植コンパニオンの想像図を書いてみました。
多少千鳥などずらし気味で植えます。
かぼちゃは畝間を這ってゆく感じになると思います。
畝幅66センチですが、畝間を歩くことは可能です。
ただ、かぼちゃのツルが這っているので要注意です。(やぶ田フアーム) 


back