双葉町復興支援
プロジェクト活動状況

3年B組のお二人へ 第2信
現在、埼玉県の加須と福島県の猪苗代の集団避難先で、住民の皆さんの避難生活の安定化、自立化、帰還後の町の復興に向けての思いや要望について調査をして戴いていますが、何かと大変かと思いますが宜しくお願いします。
今朝の朝日新聞によると、宮城県が管政権の復興構想会議による青写真が見えてこないことに焦りを感じ、県独自に復興会議を起こし、県としての復古ビジョンを定め、政権に実現を迫るとしています。
一方で、国の復興構想会議の五百旗頭議長一行が被災地の意見を聞くとして、福島県を訪問しましたが、知事や市町村長からは事故の収束や避難地域の見直しの訴えが続出するばかりで、復興をめぐる具体的な議論には踏み込めなかったとあります。
先日、私どもも双葉町長と面談し、住民の安心と希望のために復興プロジェクト本部の立上げを提案しましたが、即答は得られませんでした。国も県も町も、政治主導での復興にあまり期待できない現実があります。
やはり、復興に向けての道筋の原点は、住民の皆さんが持っている思いや要望にあります。国や県や町が「やってくれるはずだ」という待ちの姿勢では、多分、これからも裏切られ続けることになるでしょう。
こうした意味で、現在皆さんに取り組んで戴いている住民の思いや要望についての調査結果は、町や県や国を動かしていく上で大きな力をもつものになります。その道筋は責任を持って支援しますので、調査の作業の方を宜しくお願い致します。


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