双葉町復興支援
プロジェクト活動状況

3年B組のお二人へのお礼の手紙
今日はありがとうございました。双葉中学校3年B組の同級生お二人の力沿いで、埼玉県加須市の避難地先で双葉町町長と3時間ほど面談できました。面談の中で、東京電力の事故収束の工程表の発表を受けて、避難生活の安定化、自立化、町の復興に向け、住民に安心と希望を与えることをねらいとして、双葉町復興プロジェクト本部を設置し、住民と行政が一体となった復興活動体制をつくってはどうかという提案を行うこともできました。
本部設置については、町職員が日々の業務の対応に追われ、余裕がないこともあり、もう少し時間をかけたいというような意向と受けとめましたが、私ども同級生グループの勝手連的な活動で、先ずは、現時点での避難住民の思いや要望をあらためて調査、把握し、町全体としてベースを共有化しあうということで町長とも同意ができたことは大きな収穫だったと思います。
町長との面談後、お二人が知人や友人に声をかけ、避難生活の当事者として持っている思いや要望を見極めた上で、どうこたえていくべきか、町の行政に具体的な提案をしていきたい旨を伝えてくれました。早速、このゴールディンウイーク中には調査を行いたいとして、皆さんの賛同も取り付けてくれました。
避難住民皆さんもお二人の話に共鳴し、手分けして調査に参加してくれることになりました。これからの盛り上がりが期待できそうな機運を感じることができました。私も、避難者の皆さんとお話ができ、地震・津波震災、原発避難で受けた心痛は察するに余りあります。少しでもはやく安心と希望がもてる施策をうたなければならないと痛感しました。
そこで、このゴールディンウイークの調査の件ですが、調査カードを送付します。住民の皆さんが避難生活の当事者として「避難生活について気になること」、「そのままにしておけないと思うこと」、「何とかしてほしいと思うこと」、「何とかしたいと思うこと」等について、思いつくままにカード一枚に一つの内容を書いてもらって下さい。一人につき何枚でも結構です。書くことが苦手の人の場合は、皆さんが話を聞いて上げて代わりに書いて戴いて結構です。
避難者の中から皆さんなりに老若男女、何人かをランダムに選んで調査して下さい。これはという特定の人を選んで書いてもらっても結構です。加須、猪苗代ともに現在避難者数の1割位をめどにして下さい。お願いしてから回収まではせいぜい1日あればいいと思います。何日も間をおかない方がいいと思います。気軽にさっと書いてもらって下さい。
この調査結果から、KJ法というアナログ情報処理技法によって、現時点で住民の皆さんが持っている6〜7つ位の本質的な避難生活に対する思いや要望を浮き彫りにします。詳しくは、次回お会いしたときに。

追記
下記の通り関連資料を添付します。これまでのブログで発表したものを整理しました。
@福島原発危機管理
A双葉町復興プロジェクトの立上げ
B双葉町復興支援プロジェクトの活動状況
C双葉町復興支援プロジェクトの展開の仕方


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