双葉町復興支援
プロジェクト活動状況

復興プロジェクト支援グループとして
ゴールディンウイークにはじめての本格的な「状況分析」を行う

4月28日、双葉町復興プロジェクト支援グループとして、双葉中学校3年B組の同級生3人で町長と3時間ほどの面談をしました。面談の最後の方で、東京電力の事故収束の工程表の発表を受けて、避難生活の安定化、自立化、町の復興に向け、住民に安心と希望を与えることをねらいとして、双葉町復興プロジェクト本部を設置し、住民と行政が一体となった復興活動体制をつくってはどうかという提案を行いました。
最近、避難住民の多くが、町への帰還の見通しがつかない中で不安とストレスをかかえ、町の行政に批判的な声が聞こえるようになってきたことを町長も大分気にしている様子でした。しかし、本部設置については即答は避け、町職員が日々の業務の対応に追われ、余裕がないこともあり、もう少し時間をかけたいというような意向と受けとめました。
そこで、面談全体の結論としては、双葉中学校3年B組の同級生グループの勝手連的な活動で、先ずは、現時点での避難住民の思いや要望をあらためて調査、把握し、町全体としてベースを共有化しあうということで落ち着きました。
町長との面談後、早速、3人が知人や友人に声をかけ、住民の皆さんが避難生活の当事者として「気になること」、「そのままにしておけないと思うこと」、「何とかしてほしいと思うこと」、「何とかしたいと思うこと」等を広く調査し、その思いや要望を見極めた上で、どうこたえていくべきか、町の行政に具体的な提案をしていきたい旨を伝えました。そして、このゴールディンウイーク中には調査を実施することとし、協力を依頼したところ快諾して戴きました。
埼玉県の加須と福島県の猪苗代の集団避難先、其の他避難先について、避難住民とコンタクトし、実際に調査活動を担って戴ける皆さんを募り、いよいよ双葉町復興プロジェクト支援グループとして、はじめての本格的な「状況分析」に入ることになりました。


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