福島県双葉町
復興プロジェクトの立ち上げ

@双葉町復興プロジェクの呼びかけ

福島原発関連の避難地域は、福島県浜通りを中心に、3市6町3村におよびます。現時点での避難の形態は、自治体によってまちまちです。双葉町の場合、各地に散らばっている避難者は、それぞれの地で生活の糧を探り、定着しようとする人、埼玉加須市の全体避難所に向かう人とさまざまですが、町としては積極的に住民を加須に集結させる方向で動いているようです。

しかし、どの自治体も原発避難が長期化するという見通しのもと、先ずは、病人や年寄り、子供を中心とした弱者をまもる、次は避難先での住民生活を安定させ、自立化の道を探る、最後にふるさとに帰還し地域の復興をはかるといった課題に、長期にわたって段階的に取り組んでいく必要があります。

現在、これらの課題に、自治体、県、国、これにボランテェアが加わり、すでに具体的な動きが始まり、避難地も少しづつ落ち着きを取り戻してきているようです。

もう少し落ち着いたところで、多くの住民の思いや希望を吟味し、住民の意向を重視した「自立した避難生活、ふるさと復興」のための基本的課題の全体像を明確にし、それぞれの課題の実現に向けて、自治体や県、国、ボランティアの力を呼び込んでいく、住民主体の流れをつくっていきたいものです。

双葉町では、先に紹介した町議を務める友人が中心になって、有志を集めて、こうしたプロジェクトにどのように取り組んでいくか検討をはじめています。私もふるさと双葉町時代の友人や知人と一緒に、このビックプロジェクト活動を積極的に支援していきたいと思います。
双葉町の取り組みは、福島県浜通りの3市6町3村と一体となった流れになっていくにちがいありません。これからの取り組みの状況を、ブログやホームページで紹介していきます。皆さんからも、情報、アイデア等の提供をよろしくお願いいたします。メールアドレスは、次の通りです。jin-inoue@belhyud.com

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