福島第一原発の危機管理

F故郷復興プロジェクトの呼びかけ
昨日、テニスクラブのメンバーで、スポーツビジネスを経営している友人から定例の春のゴルフコンペの案内がありました。「福島原発の問題が落ち着かず、不安な毎日ですが、ゴルフコンペは予定通り開催しようと思います。スポーツ業界の各種イベントもキャンセルが続出し、意気消沈、このままではお先真っ暗という心境です。業界全体でこの暗さを一層すべく、これ以上はキャンセルしない方向に進みつつあります。井上さんの意見をお聞かせください。」

そこで、次のようなメールを返信しました。
「福島原発の後始末が上手くいかずイライラの毎日でしたが、郷里の知人や友人は避難が長期化するということで覚悟が決まったようです。私もこれから気分一新で、彼らの支援と郷里の復興に尽力していこうと思っています。ということで、謹慎は3月いっぱいで一応とけたということにして、コンペには参加することにします。テニスも次の土曜日から再開することにします。」
メール送信のボタンをおしたとたんに、中学時代の友人から電話で呼び出しがあり、急きょ彼の会社に出向きました。
「郷里の復興について、我々にしかできない支援プロジェクトを一緒に立ち上げよう」という提案でした。我々にはプロジェクトマネジメントの武器「ベルヒュードソリューションテクノロジー」があります。友人の申し入れに即座に同意し、これから具体的なプロジェクトへの取り組みについて、郷里の人々はもちろんのこと、広く日本中の皆さんに呼びかけていくことにしました。
こんなわけで、福島原発の危機管理の問題を、これ以上取り上げることはやめることにして、これからは福島県浜通りの原発避難指示下にある3市4町2村の今後について、社会セクターの視点から具体的な支援プロジェクト活動をスタートさせるべく、その準備に入ることにします。


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