フクシマ復興支援
チャリティーコンサート







福島県民謡で開演

 コンサートは、開催地横浜を代表して、民謡をこよなく愛する「三絃会」の皆さんによる正調福島県民謡「新相馬節」の唄と演奏で開演しました。 


MCマイク眞木による開演の挨拶

 本日3月11日で、福島第一原発事故発生以来、6年目に入ります。今なお、10数万人の皆さんが国策「原発」の犠牲となって、故郷を追われ、先の見えない避難生活が続いています。
 被災者の皆さんの怒り、悔しさはいかばかりでしょうか。皆さんの「ごせやける」という福島の方言に託された腹だたしさと無念さに思いを馳せ、「フクシマを忘れないでほしい、フクシマの皆さんに一日も早い平穏な日々を!」の願いと祈りを込めて、今日、この横浜市青葉台の地で、フクシマ復興支援チャリティーコンサートを開催致します。 


フクシマに思いを馳せて!
三絃会
福島県を中心とした東北の民謡の唄と演奏

 今なお、帰宅困難区域に指定されている福島県浜通りの双葉・相馬地区には、古くからおめでたいにつけ、悲しいにつけ唄い継がれてきたたくさんの民謡があります。
 コンサート開催の地青葉台を代表して、こよなく民謡を愛する「三絃会」の皆さんに、避難生活を送る被災者のご苦労に思いを馳せて、福島県を中心とした東北の民謡の数々をご披露して戴きました。


フクシマに一日も早く平穏な日々の祈りを!
マイク眞木、黒澤久雄のJ−POP


 コンサートマスターをフォークソング歌手「マイク眞木」にお願いしました。原発事故で避難生活が続くフクシマの皆さんに「一日も早く平穏な日々を!」の祈りを込めて、会場の皆さんと一体となったトークと日本の唄、世界の歌をお楽しみ戴きました。 

 黒澤明監督は、最晩年の映画「夢 赤富士」で原発事故の発生とその悲惨さを予言し、「原子力発電は人の手に余る技術で、人は其の問題から目をそむけてはならない」と語っています。当映画をプロヂュースした「黒澤久雄」にスペシャルゲストとして、歌とトークでの出演をお願いしました。


フクシマと共に生きる我が魂は永遠に!
石井彰スペシャルバンド

 昨年の3月と7月、青葉台「Rin5 Life」で、日本のジャズ界を代表する「石井彰」の「ピアノライブをお楽しみ戴きました。当企画に続いて、最新アルバム「Endless Flow」の世界観を基調とした「フクシマと共に生きる我が魂は永遠に!」をテーマに、「石井彰スペシャルバンド:ピアノ石井彰、アルトサックス津上研太、ベース金澤英明、ドラム江藤良人」によるジャズのカルテット演奏をお楽しみ戴きました。


 原発事故被災地の福島県浜通り双葉・相馬地区には、全国的に有名なたくさんの民謡があります。後半では、相馬藩の国歌として、鎧かぶとの武者が神旗(じんき)の争奪戦を繰り広げる「相馬野馬追い」という行事で唄われてきた「相馬流れ山」のジャズアレンジ演奏をお楽しみ戴きました。


 「相馬流れ山」の外に、この地区の美しい風景や人々の日常を唄った「相馬二篇返し」があります。この民謡は、江戸時代の天明の大飢饉の折、疲弊した藩を立て直すために、富山県や新潟県から移民をつのるPRソングとして唄われ始めたと伝えられています。
 最後に、三絃会の皆さんに再び登場して戴き、「フクシマとともに生きる我が魂は永遠に」という思いを込めて、ジャズ演奏をバックに、「相馬二篇返し」のコラボをお楽しみ戴きました。


フィナーレ
出演者と会場が一体となった「若者たち」の斉唱

 フィナーレでは、会場の皆さんへのお礼、福島県知事からの感謝のメッセージの伝達に続いて、「フクシマ復興再生の道は100年先を見据えた長丁場。フクシマ復興支援の取り組みを若い世代に引き継ぎ、さらに次の若い世代へと引き継いで行ってほしい」という願いを込めて、出演者と会場が一体となっての若者たちへの応援歌、「黒澤久雄」の「若者たち」の斉唱をお願いしました。



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