安陪首相
もともといい加減な
東京オリンピック招致スピーチ

  福島第一原発事故で、4年半が経った今なお、10数万人が先の見えない避難生活を余儀なくされたままです。事故収束の見通しは立たず、国の復興施策は停滞したまま。双葉町や大熊町等帰宅困難に指定されている区域は、除染は手つかず、放置されています。被災者の皆さんは故郷を追われ、日々の生活のよりどころだった近隣の人々とのつながりを失い、未来を奪われた無念さと悲しみと怒りはつのるばかりです。


いい加減な東京オリンピック招致スオピーチ

 安部首相は、「フクシマについてお案じの向きには、私から保証をいたします。状況は統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも及ぼすことはありません」というスピーチでオリンピック誘致に成功しました。そして原発技術輸出と原発再稼働を進めています。
 その後、文科省大臣補佐官の鈴木寛さんにお会いする機会がありました。 鈴木さんは「フクシマの原発収束、復興再生は、日本の世界に向けた国際公約」とおっしゃってくださいました。
 しかし、その後の東京オリンピック問題は、国立競技場問題、エンブレム問題と無責任さといい加減さの極みといった問題が明らかになってきました。もともと安部首相の無責任でいい加減な誘致スピーチが根底にあります。

 朝日新聞が、「開催地に巣くう五輪症候群」の中で、「本番は5年も先だというのに、私たちは早くも新国立で60億円を失った。エンブレムでも億単位の損失が懸念される。この先も何やかや嵐が来そうな悪い予感がする。」と述べています。


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